これからの季節は空気が乾燥し、暖房器具等の使用も増えるため火災が発生しやすい時期となります。火の元、火の取り扱いには十分注意しましょう。
本市では、過去5年間において、火災が155件発生しており、その中でも11月から5月にかけて、128件(8割強)の火災が発生しています。火災種別では、林野火災が36%、建物火災が20%、その他の火災で44%となっています。
今年の火災状況は、10月時点で18件と昨年に比べ6件減少しています。今後も火災を起こさないため、一人ひとりが「住宅防火 命を守る10のポイント」と「火気を使用する際は火のそばを離れない」ことを意識しましょう。
■高齢者世帯等に対する住宅火災警報器の設置促進中!
住宅火災によって亡くなる方の約7割が65歳以上の高齢者となっています。原因として、火災の発生に気づかない「逃げ遅れ」が挙げられます。本市では、高齢者の逃げ遅れを防ぐため、高齢者世帯等に対する住宅用火災警報器の設置を補助しています。
(1)竹田市住宅用火災警報器設置促進事業補助金
住宅火災による被害軽減を目的に、高齢者世帯等に対して住宅用火災警報器の購入費用の一部を補助します。新規の設置または交換でもご利用できますので、住宅用火災警報器を購入する前に消防署までご相談ください。
(2)竹田市住宅用火災警報器取り付け等支援事業
住宅用火災警報器の「取り付け方が分からない」や「取り付ける際にケガをする恐れがある」などの問題を解決するため、消防職員が無償で取り付け作業を行います。
住宅用火災警報器は、住宅防火対策の「切り札」です。生命、身体及び財産を守るために多くのご相談をお待ちしています。
■〔竹田おしゃべりサロン〕防火・救急救命の学習会を開催
10月17日、竹田おしゃべりサロンの研修として市消防職員2人が講師となり、防火及び救急救命についての学習会が竹田分館で行われました。
当日は8人が参加し、消防職員から住宅火災の状況や高齢者世帯等に対する住宅用火災警報器の補助事業、予防救急などについて説明を受けました。参加者からは、「職員が火災警報器の取り付けをしてくれるのは助かる」「救急車は呼びにくいイメージだったが、お話を聞けて良かった」などの感想や意見も多く出ており、参加者にとって有意義な時間となっていました。
問合せ:消防本部警防課予防係
【電話】63-0119
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