ぬくもり人権シリーズ No,108

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■人権に関する県民意識の現状
今回は、5年に1度実施されている人権に関する県民意識調査(2023年)の結果を紹介します。
※(　)は前回調査結果です。

▽問.　人権への関心について
・非常に関心がある…13.5%(11.2%)
・どちらかと言えば関心がある…55.9%(35.8%)
・どちらかと言えば関心がない…19.6%(41.5%)
・関心がない…8.8%(7.6%)
・無記入…2.2%(3.9%)
前回調査に比べジャニーズ性加害報道などもあり、人権への関心が高まっていることが伺えます。

▽問.　日本における人権課題で、関心があるのはどの課題ですか
1位　障がい者…53.7%(54.4%)
2位　女性…44.8%(40.3%)
3位　ネット…43.7%(33.6%)
4位　子ども…40.4%(40.3%)
5位　高齢者…36.4%(39.1%)
6位　部落差別…20.3%(21.2%)
7位　性的指向…20.1%(11.4%)
8位　犯罪被害者やその家族…19.3%(22.0%)
9位　性別違和…17.8%(9.5%)
前回との比較では、ネット上の人権侵害、性的指向、性別違和の増加率が高くなっています。

それぞれの課題ごとの人権問題で前回と比較すると次のような状況です。
・障がい者…大きな変化はなく「就職・職場での不利な扱い」「誹謗中傷やいじめ」が多い。
・女性…「職場での差別的待遇」は減少、「役割分担意識(家事は女性など)」が増加。
・ネット…大きな変化はなく「他人を誹謗・中傷する表現の掲載」「SNSによる交流が犯罪を誘発する場となる」の割合が高い。
・子ども…大きな変化はなく「いじめ」や「虐待」の割合が高い。
・高齢者…「振り込め詐欺や悪徳商法による被害」の増加率が高い。
・部落差別…大きな変化はなく「結婚に反対される」「身元調査」が高い。「わからない」も多い。
・性的少数者…「差別的な言動」「誹謗中傷者やいじめ」は変わらず高い。

問合せ：生涯学習課
【電話】63-4817