■地域で育む「人権意識の醸成」
2月15日、令和5年度大分県人権尊重社会づくり推進功労賞表彰式が大分県庁舎で行われ、「豊肥地区解放文化祭実行委員会」(志賀哲哉委員長〔竹田市教育長〕)が受賞しました。
この賞は、大分県人権尊重社会づくり推進条例に基づき、人権が尊重される社会づくりに、積極的に取り組む県内の個人及び団体に贈られます。
豊肥地区解放文化祭は、「大野町解放子ども会」に集う子どもたちの学習への関心を深め、仲間づくりの支援として、演劇に取り組んだことがはじまり。平成2年に「県内で、日々取り組んでいる地域活動や解放学習の成果と紹介、各種文化活動の発表を行いたい」という強い思いのもと、解放文化祭の開催に至っております。
受賞に至った主な功績として、「三重町」「大野町」「竹田市」で始まったその取り組みも、大野郡、直入郡と参加地域を拡大。現在、豊後大野市社会教育課と竹田市生涯学習課が2年ごとに事務局を務めています。本年度、第35回大会(昨年11月23日開催)までの長きにわたり、あらゆる差別問題の解消に向けた活動として、一度も途切れることなく継続して開催してきたことで、「差別のない明るい社会づくり」と「人権感覚を磨く人材育成」に大きく貢献したことが評価されました。
志賀委員長は「人権意識を高めることができた。今後もたゆまぬ努力を続けたい」と感謝の意を述べました。
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