祖母・傾山系に生息するニホンカモシカ(国指定特別天然記念物)。近年著しく個体数が減少し、当該地域での絶滅が危惧されています。
最近は山を下りてくるニホンカモシカの目撃情報が増え、陽目渓谷周辺や九重野での目撃情報が寄せられていました。今年になってからも、荻町宮平で死体が発見された他、神原登山口入口周辺でも頻繁に目撃されています。
■希少なニホンカモシカを保護するため、次のことに注意をお願いいたします。
(1)ニホンカモシカの出没が想定される地域(入田地区、神原地区、宮砥地区、荻町の鴫田・西福寺・田代・宮平・柏原・陽目など)では、設置した「防獣ネット」や「くくり罠」の点検を定期的に行ってください。ニホンカモシカが捕まっている可能性があります。
(2)万が一、防獣ネットや罠にかかったニホンカモシカを見つけたら、すぐに『まちづくり文化財課』に通報してください!ただし、暴れてとても危ないので、ニホンカモシカには決して近寄らないでください。
(3)ニホンカモシカ(糞塊も)の目撃情報をお寄せください。行動範囲の把握に必要です。
■ニホンカモシカは「指定希少野生動植物」(大分県希少野生動植物の保護に関する条例)です。
(1)生きている個体を、許可なく捕獲・採取・殺傷または損傷することはできません。
(2)(1)に違反して捕獲等された種の個体を所持・譲り渡し・譲り受けすることはできません。
➡違反すると最大で懲役1年または50万円以下の罰則があります。
○竹田市ホームページにもニホンカモシカに関する情報を掲載しています。
※二次元コードは本紙をご覧ください。
問合せ:まちづくり文化財課
【電話】63-4818
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