本年3月31日をもって閉所した市立白丹保育所は、昭和35年4月に久住町立白丹保育園として開園し60年あまり、くじゅう連山をはじめ豊かな自然に囲まれた環境の中で1~5歳児の保育を行ってきました。
「じょうぶな身体、元気な子」「明るく優しく、素直な子」「みんなと仲良く遊べる子」を目標とした日々の保育活動を行い、隣接する白丹小学校との合同運動会や地域の皆さんのご支援のもと体験農園を行うなど、白丹保育所ならではの保育を提供してまいりました。
■竹田市立白丹保育所 沿革
昭和35年4月…久住町立白丹保育園として認可、開園(久住町大字白丹4728番地)
昭和54年4月…利用定員を40名に変更
昭和56年4月…利用定員を50名に変更
昭和61年4月…利用定員を45名に変更
平成6年2月…園舎が現在の場所に移転・新築(久住町大字白丹4676番地) 久住町立白丹保育所に名称を変更
平成17年4月…市町合併により、竹田市立白丹保育所となる
平成28年4月…利用定員を35名に変更
平成29年4月…利用定員を30名に変更
令和6年3月…閉所
■白丹保育所閉所式
3月29日に白丹保育所にて閉所式を行いました。桜が咲き始め、前日までの雨も上がった青空の下での閉所式となりました。
主催者を代表して市長が「長年、地域に根ざした独自の保育活動を行うことができましたのは、白丹地域の皆さま、関係機関の皆さま、そして保護者の皆さまのご支援のおかげでございます。本当にありがとうございました」と挨拶しました。
保護者を代表して保護者会の川越雄志(かわごえたけし)会長が「広い庭園や自然豊かな環境の中で伸び伸びと過ごさせてくれた先生や地域の皆さんに感謝。閉所は残念だが今後の保育環境の充実につながれば」と閉所に寄せた思いを述べました。
また、長年さつまいも畑の管理や収穫体験等でご支援いただいた、農業関連団体「白丹中央集落協定」の足達寛康(あだちひろやす)代表へ感謝状を贈呈しました。
式の中では、3~5歳の園児が歌「ともだちになるために」を披露し、「白丹保育所、さようなら、ありがとう、離れてもずっと友だちだよ」と別れをつげました。
最後には白丹保育所の卒園生有志が作成した映像をサプライズで上映し、昔の写真も流れる中、在りし日の保育所を懐かしむ様子がみられました。
式終了後、ドローンでの記念撮影を行いました。当日が小学校の離任式だったこともあり、隣の白丹小学校に登校していたお子さんや地域の方も集まり、多くの方が思い出のつまった保育所との別れを惜しみました。
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