昭和58年から毎年6月は「土砂災害防止月間」と定められています。これからの季節は梅雨や台風などの大雨により、1年のうちでも土砂災害が発生しやすい時期を迎えます。土砂災害は、一度発生すれば怖ろしい災害です。
土砂災害から命を守るためには、何よりも日頃の備えと早めの避難が重要です。「土砂災害防止月間」を機に、皆さんも身の周りに潜む危険に目を向けてみましょう。
■土砂災害への備えを万全に
▼土砂災害は突然発生します。
竹田市は土砂災害が発生しやすいところです。日頃からの注意が大切です。
▼土砂災害には、土石流がけ崩れ(急傾斜地の崩壊)地すべりの3種類があります。
大雨や台風、地震が起きたときには、地盤がゆるみ土石流やがけ崩れ、地すべりといった土砂災害を引き起こす可能性があります。土砂災害から身を守るためには、日頃から自分の家の周りに危険がないか確かめることが重要です。また土砂災害には前兆現象があります。現象を感じたら速やかに避難するようにしましょう。
○土石流(土石流危険区域)
〔予兆〕
・地鳴りがする。
・川や沢が濁ってくる。
・流木が流れてくる。 など
○がけ崩れ(急傾斜地崩壊危険箇所)
〔予兆〕
・がけに亀裂が入る。
・小石がぱらぱらと落ちてくる。
・がけからの水が濁ってくる。 など
○地すべり(地すべり危険箇所)
〔予兆〕
・地鳴り山鳴りがする。
・落石や小さな崩壊がみられる。
・井戸水が濁る。 など
※詳しくは本紙をご覧ください。
[1] どこに逃げるかチェック
竹田市防災マップをお配りしています。自宅付近の災害リスクや安全な避難場所を確認しましょう。指定避難所や自治会公民館等の避難所への移動だけが避難というわけではありません。自宅や隣接建物の2階以上に避難(垂直避難)する方法もあります。
『自らの命は自らが守る』意識を一人ひとりが持ち、普段からどう行動するか決めておきましょう。
防災マップは市公式ホームページからも閲覧できます。(スマートフォンにも対応)
※二次元コードは本紙をご覧ください。
[2] 非常持出品を準備しよう
非常持出品は避難するときに持ち出すべきものです。人によって必要な物が異なります。リュックなどにまとめて、すぐに持ち出せる場所に置いておきましょう。
○非常持出品(例)
・非常食・水
・懐中電灯
・携帯ラジオ
・常備薬
・着替え
・貴重品
・感染症対策グッズ(マスク、体温計、消毒液など)
さらに家族に合わせて必要なものを準備
・衛生用品、生理用品
・入れ歯、コンタクトレンズ
・紙おむつ、離乳食、乳児用ミルクなど
◎ローリングストック!
非常食は賞味期限切れがないか定期的に確認してね。いざというときに非常食の食べ方を知る機会になるよ!
[3] 家族で決めておこう
家族がそれぞれ別々の場所にいて災害が発生する場合があります。日頃から安否確認の方法や集合場所などを家族で話し合っておきましょう。
携帯電話は災害時に回線がつながりにくくなるため、『災害用伝言ダイヤル(【電話】171)』、携帯電話のインターネットサービスを利用した『災害用伝言板』などのサービスを利用しましょう。
[4] 防災情報を収集しよう
災害に関する最新の情報をテレビ、ラジオ、ウェブサイト、アプリなどで入手し、早めの防災対策を行いましょう。
[5] 早めに避難しよう
市が避難情報を発令するときは警戒レベルを用いて発令します。警戒レベル4「避難指示」が発令されたら危険な場所から安全な場所へ避難しましょう。
本市の避難所は、基本的に警戒レベル3から開設されます。日頃から、ハザードマップなどで自宅付近の災害リスクや安全な避難場所を確認しておきましょう。
※事前に自主避難所が開設される場合もあります。自主避難所の場合、基本的に対応する職員は常駐していません。
■河川の様子をリアルタイムで配信
本市では、市内を流れる河川の9か所に河川防災カメラを設置し、川の流れる様子をリアルタイムで配信しています。
▼カメラの設置箇所は、左記の9か所です。
(1)竹田温泉花水月(稲葉川)
(2)玉来新橋(玉来川)
(3)直入町御前湯(芹川)
(4)荻町南河内(滝水川)
(5)荻町陽目の里(大野川)
(6)竹田市入田(緒方川)
(7)竹田市川床(玉来川)
(8)竹田市宮砥(緒方川)
(9)竹田市神原(神原川)
カメラの映像は、たけたケーブルテレビまたは市公式ホームページからご覧になれます。
▼市公式ホームページの場合
・トップ画面→もしものときに→「防災」を選択
・「河川監視カメラ」→「竹田市河川監視カメラ」を選択
・見たいカメラをクリックしてください。
※カメラの映像は保守中の場合や回線状況等の影響により配信を停止する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
▼たけたケーブルテレビの場合
たけた市民チャンネル(11CH)に合わせた後、リモコンのチャンネル上下ボタンで「∧」を押す。
※機種によりボタンの配置が異なる場合があります。
※詳しくは本紙をご覧ください。
問合せ:総務課防災危機管理室
【電話】63-4800
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