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竹藝(ちくげい)は切っても切り離せない“大切なもの”

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大分県竹田市

5月11日、「第1回次世代バンブーアート賞」にて、中臣一さんが最優秀賞にあたる「コフランド賞」を受賞しました。この賞は、竹工芸の専門家であるアメリカ人のロバート・コフランド氏とマーゴ・トーマ氏が、若手から中堅の作家を支援するために創設したもので、日本全国から応募がありました。移住してから12年間本市を拠点に活動し、このたび栄誉ある「コフランド賞」を受賞された中臣さんにお話を伺いました。

■竹藝家 中臣一(なかとみはじめ)さん
今回応募した3点のうち2点は「Frill」というシリーズで、娘の誕生とともに身の回りに溢れ出す“ひらひら”としたものから着想を得て生まれた作品です。もう一点は「FLY」というシリーズで、竹田市に移住してから鳥や蝶など空を飛ぶ生き物が多いと感じ、その豊かな自然から影響を受けて作り始めました。
竹田市は、生活圏でありながらとても静かで制作に専念できる場所。創作意欲が湧く町です。田能村竹田や瀧廉太郎もそうですし、ここの城下町には文化を育む環境が整っているのだと思います。
竹田市には竹が豊富にあり、竹楽もありますので、清廉な竹のイメージが町と繋がるように、私も作品を制作することで貢献できればと思います。

なお、受賞作品はサンフランシスコのアジア美術館でも展示されます。

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