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にぎわい戻る夏

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大分県豊後大野市

令和2年からコロナ禍で中止や規模縮小などを余儀なくされてきた地域の祭り。
今年は市内各地で祭りが通常開催され、コロナ禍前のにぎわいが戻ってきました。

◆第32回しだはら湖面火まつり
8月12日、市内外から3,000人が会場に訪れました。ステージでは舞踊、神楽、子どもたちのダンスなどが披露され、お楽しみ抽選会では当選番号を読み上げるたび、大きな歓声が上がりました。ふるさと大使で大野町出身の中華首藤さんが司会者として祭りを盛り上げました。祭りの最後には、三重町を拠点に活動するビッグバンド「ミエスイングファミリー」の演奏に合わせて花火が打ち上がり、来場者は湖面に映る美しい花火に見入っていました。

◇しだはら湖面火まつりとは
昭和60年、大地を潤す師田原ダムへの感謝と五穀豊穣、町民の無病息災を願い、「大野の子どもたちに夢と誇りを与えたい」として始まった。ナイアガラ花火や水中花火が湖面に映る姿は幻想的。

◆小松明(こだい)火祭り
8月14日の夜、地域住民が準備した約8千本の小松明に一斉に火がともされ、原尻の滝周辺、緒方平野一帯に小松明の明かりが幻想的に浮かび上がり、来場者を楽しませていました。同日、6か所で鳥居・石橋などを小松明でつくる「炎の造形出品企画」も開催されました。

◇小松明火祭りとは
江戸時代から伝わる伝統行事。起源は定かではないが、盆の供養、米の豊作を願う虫追い、江戸時代に起きた一揆の犠牲者供養のためなどといわれている。

◆第51回あさじ夏祭り
8月15日、朝地グラウンドで開催され、多くの住民や帰省客でにぎわいました。4年ぶりに開催されたステージイベントでは、バトントワリングや神楽が披露され、花火打ち上げでは会場から上がる迫力ある花火を見て、来場者は歓声を上げていました。

◇あさじ夏祭りとは
昭和40年代、地元の青年団が郷土に伝わる盆踊りを継承しようと始めた盆踊り大会を引き継ぎ、夏祭りとして開催。

◆第30回菅尾石仏火祭り
8月27日、菅尾磨崖仏広場で5年ぶりに開催されました。名物の「にわとりの鳴きまね大会」では、参加者がそれぞれ個性的なパフォーマンスを披露し、会場を盛り上げました。高さ約3メートルの柱松に子どもたちが火の付いた松明(たいまつ)を下から投げ入れ点火させる「松明投げ」も行われました。

◇菅尾石仏火祭りとは
地域活性化と菅尾摩崖仏を知ってもらおうと開催。「にわとりの鳴きまね大会」は、地域に伝わる伝説にちなんでいる。伝説では、この地に住みつき悪さをする鬼が「村の娘を嫁にくれ!」と。困った村長が僧侶に相談すると、僧侶は鬼に「一晩で岸壁に5体、石仏を彫ったら娘を嫁にやるができなければ村から出て行け」と告げる。心配した村人が夜中に見に行くと5体目を彫っていたため、村のニワトリの鳴きまね名人に鳴きまねをしてもらうと鬼は朝が来たと勘違いして逃げ出したと伝わる。

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