■日々の生活の中で難しくなったことはありませんか?
日常の動きを取り戻す
「足腰が弱くなって転びやすくなった」
「体力が落ちて買い物に行けない、掃除ができない」
日々の生活の中でできていたことが、難しくなっていませんか。
元気な自分を取り戻したいと考えている皆さん。
短期集中予防サービスをご存じですか。
◆短期集中予防サービスとは
短期集中予防サービスは、掃除や洗濯、買い物などの身の回りのことができにくくなっている人を対象に短期間で再びできるように機能回復を図るものです。
約4か月間で集中的にリハビリテーション専門職等の指導を受け、筋力や持久力をつけたり、関節の可動域を広げる運動を行い、同時に自宅での動き方や自主練習法を学びます。必要があれば、管理栄養士から栄養評価と改善指導を受けたり、歯科衛生士から口腔機能の維持や改善の指導を受けます。サービスの対象者は、要介護認定で要支援1、要支援2の認定を受けた人、歩きぶりが悪い、風呂の浴槽をまたぐことが難しいなどの生活機能の低下が見られている方です。
短期集中予防サービスを利用された方の約7割が、サービス終了後、介護認定を受けずに生活機能を改善・維持ができています。体が動きやすくなることで、自立した生活を継続し自分らしい生活を楽しむことができるようになります。
自主的に介護予防や自立した生活が送れるよう短期集中予防サービスを利用してみませんか。
◆短期集中予防サービスの種類
◇いきいき介護予防事業
場所:指定の介護サービス事業所に通います。
サービス内容:日常生活に支障のある生活行為を改善するために、利用者に応じて、運動器の機能向上プログラムを実践します。
期間:週1回 4か月
◇げんき学校
場所:指定の場所に通います。
サービス内容:日常生活に支障のある生活行為を改善するために、利用者に応じて、運動器の機能向上、栄養改善、口腔機能向上を図るための複合プログラムを実践します。利用者のやる気を引き出す学校形式で行います。
期間:週1回 全16回
◆日常生活圏域ニーズ調査
日常生活での高齢者の地域生活の課題を探るため、「日常生活圏域ニーズ調査」を実施しました。要介護認定を受けていない在宅で生活する65歳以上の高齢者のうち、8215人が回答。回答で次のことが見えてきました。
◇運動器の機能の低下が見られる人
◇転倒のリスクがある人
◇閉じこもりリスクがある
◇口腔機能の低下のリスク者
将来的に「身の回りのことができるか」と不安に思っている方も多く、運動器機能が低下している方は足腰などの痛みを理由に外出の機会も減っており、介護予防、運動習慣の定着が重要な課題と言えます。
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