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特集 ながたに振興協議会の竹活用の話(1)

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大分県豊後大野市

~やっかいな放置竹林 この竹どう使う?~
かつては、生活の中でさまざまな用途で使われていた竹。
竹に変わる素材が登場し竹の消費が減り、過疎化・高齢化も重なり、管理が行き届かず荒れてしまった里山の竹林。
過疎地域であればどこでも抱えている問題ではないでしょうか。
さまざまなアイデアで放置された竹林の課題解消に向けて取り組むながたに振興協議会。その取り組みを紹介します。

・農閑期から始まる竹伐採。切った竹は枝葉ごと粉砕機に入れられ、竹チップに変わる。

◆やっかいものの竹を切る
犬飼町長谷地域内にある道沿いの竹やぶ。うっそうとした竹やぶは、晴天でも暗く感じます。朝8時、ながたに振興協議会の会員数人が集まると、自然と始まる竹の伐採作業。竹やぶは、竹以外の草や低木も生い茂っているため、周りの草木を伐採しながら、竹を伐採していきます。チェーンソーで竹を伐採する人、草を刈る人と分担しながら作業が進みます。伐採された竹は、その場で次々と粉砕機へ。バリバリと音を立てながら粉砕機に吸い込まれた竹は、あっという間に粉砕され竹チップに変わります。約1時間の作業で竹チップは軽トラックの荷台1台分いっぱいに。休憩をとりながら、作業は昼ごろまでと決めて作業します。「全員70歳を超えているからこれくらいの作業が健康維持にちょうど良い」と汗を拭う会員さん。昼までの作業で、約4台分の竹チップがとれました。
竹伐採は、農繁期を過ぎた10月ごろから3月ごろまで行います。月2∼4回、長谷地域内のいずれかの場所で竹を伐採していくそうです。五、六人前後で伐採することが多いそうですが、地区によっては依頼した地域の人や自治委員も加わり、伐採作業が行われます。
「伐採する地域は犬飼町外に広げることは考えていないです。地区内だけでも要望が多く、切っても切っても追いつかない。竹を切る量よりも増える量が多いんよ」
12時すぎ、作業が終わり、竹や草木がうっそうとしていた道沿いは、すっかり明るくなり「里山がきれいになるとうれしいわ」と笑顔で話す会員さん。
竹の活用を始める前は焼却処分するだけだった伐採した竹。ながたに振興協議会では、伐採した竹をどう使っていくのでしょうか。

・次々と粉砕機へ。約1時間の作業で軽トラいっぱいに。これを4回ほど繰り返す。
・休憩中は冗談を言いながら談笑。
・竹を運ぶ人、草を刈る人と流れるような連携プレーで作業が進む

◇伐採した竹、こう変わる
竹パウダー 竹チップ
竹はどう使われる?

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