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大分県豊後大野市

■シリーズ豊後大野の石 (4)石灰岩
シリーズ豊後大野の石、第4回は石灰岩です。
石灰岩は、炭酸カルシウムを主成分とするサンゴや微生物の遺骸、貝殻などが海底に堆積し、長い年月をかけて岩石になったものです。そのため、石灰岩にはこれらの化石が含まれていることがあります。
石灰岩は白色または灰色のことが多く、主成分の炭酸カルシウムが弱酸性の水に溶けるため、地表に露出しているものは雨水によって表面が溶け、ザラザラになっていることがあります。さらに地下内部まで溶けて空洞化すると鍾乳洞となります。
石灰岩は、市内では稲積(いなづみ)山をはじめとする三重町大白谷(おおしろたに)付近に比較的広く分布するほか、三重町の松尾(まつお)や内山(うちやま)などにも分布しています。また、三重町の高屋(たかや)や奥畑(おくばた)に分布する石灰岩からは、豊後大野市で最も古いおよそ4億年前の化石が確認されています。
石灰岩は丈夫で比較的加工しやすいため、建築材料によく使われるほか、セメントの原料として津久見市などで大規模に採掘されています。

問い合わせ先:豊後大野市資料館
【電話】0974-24-0040(月曜日・祝日休館)

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