子どもの未来を紡ぐ小中一貫教育

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■小学校・中学校の乗り入れ授業
小中一貫教育では、義務教育9年間を見通した系統的で継続的な教育活動を行い、9年間で子どもを育てる授業に取り組んでいます。小学校と中学校の学びを円滑につなげるためには、教員の専門性を生かし、小中学校の教員が一緒に指導にあたる乗り入れ授業がとても有効です。今回は、昨年度の授業の一例を紹介します。大野小学校では、6年生の音楽を中学校の音楽科教員が行っています。英語の授業は小学校の英語推進教員が中心で指導し、中学校の英語科教員と6年生担任が、どの子も楽しく英語でコミュニケーション活動が行えるように授業を支援しています。
犬飼小学校では、5年生の音楽、6年生の英語と音楽の授業を中学校で受けています。英語の授業は効果的な指導ができるよう、中学校の英語科教員と6年生担任の二人体制で行っています。子どもたちの「分かりやすくて、すごく楽しい」「先生が複数いるので質問しやすい」「専門的なことも教えてくれる」などの歓迎の声や、教員の「子どもの様子が分かる」「授業内容が中学校につながる」「小中統一した学習習慣が身に付くので、中学校での授業がスムーズになる」といった意見を生かし、これからも、子どもの未来を紡ぐ小中一貫教育の有効な取り組みの一つとして、乗り入れ授業の工夫を重ねていきます。