令和5年11月15日から19日にかけて、川野市長を団長とした5人の訪問団でネパール国ムシコット市を訪問しました。
訪問のきっかけは、三重町中小坂でキウイ栽培を手がける「JNN(ジェイエヌエヌ)アグロ株式会社」のケシ代表取締役がムシコット市出身であったことから、令和元年9月、当時のムシコット市のサプコタ・ソムナト市長をはじめとした訪問団が本市に表敬訪問。さらに、令和4年9月にはネパールのドゥルガ・スベディ駐日特命全権大使も本市を訪れ、交流の打診があったことでした。
訪問の目的は、本市の基幹産業である農業分野などにおける担い手不足に対し、ネパールではムシコット市に限らず大きな産業がないため就労目的で国外へ出国する国民が増加傾向にあります。そのような状況において、現地の状況や実情等を把握することでした。
この中で、今後の友好協力関係を構築するための調査・研究を行い、交流内容やお互いの地域課題の解決に向けた協議を始める「覚書」を、ムシコット市のジブ・ラル・カレル市長と交わしました。
また、今回の訪問では、ネパール国の財務大臣をはじめ水力発電担当大臣、文化・観光担当大臣などの政府の要人やブッダの生誕地で有名なルンビニの市長などの自治体関係者とも面会し、ネパールの社会・経済・文化芸術活動などの状況を伺いました。
今後は、覚書で確認したお互いの地域課題の解決に向けての協議を行い、両市の魅力あるまちづくりに生かしていくことが重要です。
◆ムシコット市
ネパール国西部にあるルンビニ県グルミ郡にある都市
面積:15.1平方キロメートル
人口:約3万人
◆覚書の概要
(1)友好交流関係を構築するための調査・研究
(2)担い手不足など双方の地域課題の解決に向けた取り組み
(3)その他、必要な交流内容についての協議
問い合わせ先:まちづくり推進課 企画調整係
【電話】0974-22-1042(内線2413)
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