ジオパーク広場

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◆シリーズ豊後大野の石　(8)大理石
シリーズ豊後大野の石、第8回は大理石(だいりせき)です。大理石は石灰岩が熱を受けて変化してできた岩石で、変成岩の一種です。石灰岩は、このシリーズの第4回で紹介したように、サンゴや微生物の遺骸、貝殻などが海底に堆積し、長い年月をかけて岩石になったものです。この石灰岩が海底のプレートの動きによって日本列島に運ばれたあと、火山活動などでマグマの熱を受けると大理石に変化します。
大理石は、豊後大野市内では三重町の大白谷付近で見ることができます。これは稲積山付近に分布する石灰岩が、およそ1,500万年前に祖母山や傾山周辺で起きた火山活動によって大理石に変化したものです。
この大理石は純白で、キラキラ光る粒は方解石(ほうかいせき)の結晶です。大白谷や白山という地名は、この大理石の白さに由来しているのかもしれません。

問い合わせ先：豊後大野市資料館
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