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【特集】関係人口交流拠点施設 cocomio(ココミオ)(1)

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大分県豊後大野市

令和4年度、緒方町に関係人口交流拠点施設「cocomio」が誕生しました。
今月号では、cocomioはどんな施設なのか、紹介します。

■関係人口交流拠点施設「cocomio」 主に「しごと」をキーワードにした関係人口創出がテーマ
市では、地域住民・移住者・多拠点居住者を中心とした関係人口や、新たな事業の創出を図ることで、地域の活性化を目指しています。その拠点施設として、令和4年度に緒方町の旧歴史民俗資料館の建物を改装し、関係人口交流拠点施設「cocomio」(ココミオ)を設立しました。cocomioは、主に「しごと」をキーワードにした関係人口創出をテーマに、これまでになかったヒト・モノ・情報の行き来が生まれることを目指しています。

◆[interview]施設を管理する(株)ホーホゥ 木藤亮太さんにお話を聞きました
私は、木藤亮太と申します。令和4年10月からcocomioの運営・管理を担わせていただいている株式会社ホーホゥの代表です。大変お世話になっております。
「人口減少にどう立ち向かっていくべきか」・・・cocomioの窓から原尻のほうに沈む美しい夕日を眺め、ずっと考え続けています。
例えば、豊後大野市に住んでいなくても、地域や事業に興味を持ち、度々まちを訪れ、関わりを深めていく人が増えたらどうだろう。まちの未来をともに考える仲間たちが少しずつでも増えたらどうだろう。いわゆる「関係人口」、ここに糸口があると考えています。
商店街はシャッターが閉じ、若者がまちから離れ、地域の生業(なりわい)を維持していくのも大変な地方の現状。国が「地方創生」の旗を掲げて約10年、形勢逆転にはほど遠いものの、少しずつ人々の意識は変わってきているように思います。
cocomioがオープンして1年と少し、豊後大野市内外から多くの人が訪れ、交流し、いくつか新しい動きが生まれています。ある方は「一杯のご飯」に例えました。「量が多いよりも、一粒ひと粒がしっかり立っていて、おいしいご飯のほうが、みんなを満足させられる」
cocomioは、豊後大野市の「関係人口」を創造していくことを目指していきます。数は多くないかもしれませんが、想いを持った、粒の立った人たちを。そんなcocomioをぜひ一度のぞきに来てください、そしてともにわが町の未来を考えましょう。

◇株式会社ホーホゥ 代表取締役 木藤亮太(きとうりょうた)さん
[プロフィール]
宮崎県日南市が実施した全国公募で選ばれ、2013年7月から「猫さえ歩かない」と言われた油津商店街の再生事業に取り組み、約4年で25を超える新規出店、企業誘致等を実現。商店街再生の好事例として国や各地から大きな評価を得ている。その後は自らのルーツがある福岡県那珂川市に拠点を移し株式会社ホーホゥを設立。(2018年1月から)
2017年4月、福岡県那珂川町(現那珂川市)事業間連携専門官となり、那珂川市のまちづくりに携わる。2022年に豊後大野市関係人口交流拠点施設「cocomio」の指定管理をスタート。

◇[check]関係人口とは?
「関係人口」とは、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域と多様な形で関わる人々を指す言葉です。
「関係人口」と呼ばれる地域外の人材が地域づくりの担い手となることが期待されています。

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