【特集】皆さまで支えている介護保険料のしくみ(1)

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令和6年度から3年間の介護保険料が決定しました。介護保険は、介護や支援が必要になった時にサービスを利用できるように、社会の支え合いで成り立っている制度です。介護保険料は適切な介護保険制度の運営、高齢の方のための暮らしや活動の充実に使われています。今月号では、介護保険について紹介します。

◆介護保険の財源
介護保険制度は、介護保険給付に係る費用のうち、国・大分県・豊後大野市が負担する「公費」と、40歳以上の被保険者が納める「介護保険料」を財源として運営されています。

◇介護保険の財源構成

納めていただく保険料は、制度を運営するための大切な財源です。
たとえ介護保険サービスを利用する予定がない場合でも、介護が必要になったときに安心して充実したサービスが利用できるよう、保険料の納付にご理解とご協力をお願いします。
令和6年度の年間介護保険料は、6月に、本人宛に決定(納入)通知書をお送りします。詳しくは、通知書でご確認ください。

◆介護保険制度の一部が改正されます
◇変更点01　4月利用分から
歩行器やつえなど一部の福祉用具について、貸与と購入を選択できるようになりました。

◇変更点02　4月利用分から
介護報酬の改定があったため、介護保険サービスを利用したときに支払う利用者負担(自己負担)が変わる場合があります。

◇変更点03　8月利用分から
施設サービスを利用したときの「居住費」の基準費用額が変わります。

上の3点の変更による影響は、要介護度やサービス内容によってそれぞれ違います。詳しくは、利用している介護サービス事業所やケアマネージャーなどにお問い合わせください。

■第9期計画(令和6～8年度)介護保険料が決まりました
介護保険料基準額は第8期計画と変わらず、年額7万5,000円(月額6,250円)です。
なお、国による段階の見直しにより、標準段階が9段階から13段階に変更されました。下の表の第10段階から第13段階の部分が新しく設定された段階となります。

◇第9期分(令和6～8年度)の3年間で算定

※1：第1～3段階は、別枠の公費による軽減強化見込み
※2：100円未満の端数は切り上げ