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市議会議員選挙・市長選挙に、選挙運動の公費負担制度を導入します(1)

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大分県豊後大野市

3月に選挙運動の公費負担制度について条例を制定し、令和7年4月執行予定の「豊後大野市議会議員選挙及び豊後大野市長選挙」から、選挙運動の公費負担制度を導入することになりました。

◇選挙運動の公費負担制度とは
立候補しようとする人の負担を減らし、資産の多少、経済力の有無にかかわらず立候補や選挙運動の機会が保てるようにするため、国や地方公共団体が、候補者の選挙運動費用の一部を負担する制度です。「選挙運動用自動車の使用」「選挙運動用ビラの作成」「選挙運動用ポスターの作成」を一定の金額を限度として、かかった分だけ公費から支払うことができます。
公費で負担する費用は、候補者ではなく、候補者と有償契約をした事業者等からの請求に基づき、市が事業者等に直接支払います。
公費負担の届け出をした候補者が選挙供託金を没収された場合は、公費負担を受けることができません。全額候補者の自己負担となります。

◇市議選、市長選の両方を対象とした理由は
公費負担制度は、立候補しやすい環境整備を図り、有権者の政治への参画意識を高めるための一助となる制度です。議員と市長共に市民が直接選挙で選ぶことや、議員と市長それぞれが市民に対して直接責任を負うということを考えあわせると、選挙管理委員会としては、議員と市長共に立候補しやすい環境をつくることが公職選挙法の趣旨に沿うものと考えています。

◆公費負担制度の種類と負担限度額(消費税込み)
負担限度額を上限として実費を市が負担します。
負担限度額を超える分は、候補者の自己負担となります。

◇1 選挙運動用自動車の使用費用
・一般乗用旅客自動車運送事業者との運送契約で借り上げる場合(ハイヤー方式)
1台限りに対し1日6万4,500円

・それ以外の契約である場合(レンタカー方式)
自動車借入 1台限りに対し1日1万6,100円
燃料代 1日上限7,700円
運転手雇用 1人限りに対し1日1万2,500円
※対象の日数は、選挙運動期間中(7日間)のみ。選挙が無投票となった場合は、届け出日の1日のみ。

◇2 選挙運動用ビラの作成費用
・市議会議員選挙
単価上限7.73円×枚数上限4,000枚=3万920円

・市長選挙
単価上限7.73円×枚数上限16,000枚=12万3,680円

◇3 選挙運動用ポスターの作成費用
単価上限×ポスター掲示場の数
単価=31万6,250円+(541.31円×ポスター掲示場数)/ポスター掲示場数

[参考]その他の公費負担制度
・選挙運動用通常はがきの郵便料金
郵便局で「選挙用」の表示を受けた選挙運動用通常はがきは、無料で差し出すことができます。
市議会議員選挙 2,000枚(枚数上限)
市長選挙 8,000枚(枚数上限)

◆公費負担結果は公表します
選挙運動の公費負担は、公職選挙法で認められている制度であって、市民の税金などから支出されることから、その透明性や公平性の確保は大変重要です。よって、公費負担の結果に関し、市ホームページ等で「誰が何にいくら使ったのか」を公表します。公表することで、候補者がコスト意識をもって公費負担制度を活用していただくことにもつながると考えています。

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