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歴史探訪 豊後大野のむかしの暮らし~絹さん人形の世界~

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大分県豊後大野市

豊後大野市資料館では、4月2日から総合展示室内の「絹さん人形」の展示替えを行いました。今回は、絹さん人形を紹介します。
「絹さん人形」の作者・後藤絹さんは、大正8(1919)年に大野郡合川村に生まれ、昭和9(1934)年に緒方村鮒川の米農家の方と結婚しました。絹さんは戦前から戦後にかけての激動の時代のなか農業と子育てに励み、73歳からは自身の体験や想いをもとに人形作りを始めました。絹さんが手がけた人形は200作品を超え、そこには農村における生産・生業から衣食住、冠婚葬祭、社会生活、戦争体験などあらゆる生活風景が描き出されています。これらは絹さんが暮らした緒方に限らず、農村地帯である豊後大野のいたるところで見られた風景ばかりです。むかしの暮らしの風景は、かつて人々にとって当たり前であったゆえに記録や写真として残りづらく、それらを生き生きと伝える絹さん人形は、大分県下でも他に類を見ない民俗資料として評価されています。

・絹さん人形「五月の節句」(豊後大野市資料館で展示中)
豊後大野市資料館の総合展示室で常設展示中です。ぜひご覧ください。
※観覧無料

問い合わせ先:豊後大野市資料館ジオパークミュージアム
【電話】0974-24-0040(月曜・祝日休館)

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