豊後大野のキラリ☆人

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◆全国高等学校文芸コンクール詩部門　最優秀賞
吉野あこさん(三重町)
今月号のキラリ人は、全国の高校生が部門別に文芸作品を競い合う、高校生の文芸の最高峰「第38回全国高等学校文芸コンクール」の詩部門で最優秀賞に輝いた吉野あこさんです。通学列車での日常を題材にした応募作「枠」で、都道府県の選考を経て全国大会に進んだ756編の中から見事最優秀賞を受賞されました。
読書が好きで幼い頃から文学に親しみ「中学生の頃は立原道造(たちはらみちぞう)の詩を一番読みました。やさしい詩なので、心が癒やされました」と話す吉野さん。上野丘高校に入学後は文芸部に入部。詩は高校に入ってから作り始めたそうで、創作活動のほか、部誌の編集に取り組み、副部長も務められました。詩を作る上で「自分で考えていることを伝えたいと思いました。日常の暮らしや友だちと話しているとき、疑問に思ったことや気付いたことをタブレットにメモしてそれを一つにまとめて創作していきます」と振り返り「県内で賞を取れたのがうれしかったですが、全国最優秀賞と聞きびっくりしました」と笑みがこぼれます。
これからの目標をお聞きすると「これからも書き続けていくことが大事だと思います。文芸だけでなく、いろんな分野を勉強し、いろんな職業を経験していきたいです。将来は仕事と創作活動をうまく両立していきたいですね」と元気に答えてくれました。