◆シリーズ豊後大野の石 (9)礫岩
シリーズ豊後大野の石、第9回は礫岩(れきがん)です。
礫岩は川や海の底に礫(石ころのこと)が堆積してできた岩石です。豊後大野市資料館ジオパークミュージアムに展示されている礫岩は、今からおよそ9,000万年前の中生代白亜紀と呼ばれる時代に海の底に堆積したもので、大野川層群霊山層と呼ばれる地層のものです。9,000万年という長い時間の間に石ころどうしは固くくっつき合い、全体として大きな岩となっています。まさに国歌「君が代」の歌詞にある「さざれ石の巌となりて」を具体化した岩石と言うことができます。
礫岩は、市内では大野町の師田原ダム周辺や朝地町と緒方町境界の大野川に架かる猿飛橋周辺、さらに緒方町と竹田市の境界にある小富士山周辺に分布しています。
・礫岩(豊後大野市資料館ジオパークミュージアム展示中。表面はカットし、研磨されています)
休館日:月曜・祝日
問い合わせ先:豊後大野市資料館ジオパークミュージアム
【電話】0974-24-0040
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