■「気にしない」は「無関心」?
厳しい差別を受けてきた被差別当時者が自分のことを友人に打ち明けたときに、「私は気にしないから大丈夫」や「私は差別しないから」と発言される方がいます。これらの言葉は、一見すると「前向きに考えてくれるいい人」とも思えますが、本当にそうでしょうか?
「気にしない」という言葉は、そのままの状態で変わらない、自分からは行動しない「無関心」であると受け取られることがあります。
『苦しむ者に関わりを持たずに傍観者であること、「無関心」であることが、愛の対極にある』とマザーテレサは言っています。
もし、あなたの近くに心を痛めている友人がいて、声を掛けるとしたら、「差別は許されない」や「一緒に行動しよう」といった共感や仲間意識を込めた愛ある言葉を伝えていくことが大切ではないでしょうか。
問合せ:人権啓発・部落差別解消推進課
【電話】24-0007
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