「ワクチンは副反応が怖い」と心配する人は少なくありません。しかし、ワクチンの接種を受けずに病気にかかると、重い後遺症が残ることや死亡することもあります。大切な人と自分自身の健康と命を守るために、ワクチンと病気に関する正しい知識を身につけ、接種について考えてみましょう。
■なぜワクチンが必要?
ワクチンを接種することで、ウイルスなどと戦う抗体を意図的に作り出して免疫を強くし、病気を予防します
▼接種:なし
抗体なし→感染→重症化しやすく治りにくい
▼接種:あり
抗体あり→感染→重症化しにくく治りやすい
■公費負担で受けられるワクチン接種
※下記以外のものは「わが家の健康管理」またはHPに掲載しています。
▼定期予防接種の払い戻し
乳幼児定期予防接種と高齢者インフルエンザ・肺炎球菌予防接種は、他市医療機関で接種した人で、事前に依頼書の申請をした人に限り接種費用を払い戻します。(上限あり)
接種期間:令和5年4/1~6年3月末日
申請期限:令和6年3月末日
※必要書類等は、依頼書発行時に同封している案内をご確認ください。なお、依頼書の申請がない場合は、全額自己負担となります。
■人にうつさないためにも接種を!
▼風しん
○どんな症状
・感染すると2、3週間後に発熱や発疹、リンパ節の腫れ等の症状が出ます。
○特徴
・1人の発症者から5~7人に感染します。
・妊娠初期の女性が感染すると、赤ちゃんが障がいを持って生まれる可能性があります。
・感染していても症状がないことがあり、無症状で人にうつすことがあります。
▼麻しん
○どんな症状
・感染した90%以上の人が発症します。
・感染すると約10日後に風邪のような症状が現れ、2、3日熱が続いた後39度以上の高熱や発疹が出現します。
・合併症により死亡することもあります。
○特徴
感染力が非常に強く、1人の発症者から12~14人に感染します。手洗いやマスクだけでは予防できません。定期的に流行し、令和5年は大阪府内でも発生しています。
※麻しん・風しんとも根本的な治療薬がありません。唯一予防できるのがワクチン!
▼子宮頸がん
○どんな症状
・子宮の出口に近い部分(頸部)にできるがん。
・主な原因は、女性の多くが一生に一度は感染するといわれるHPVウイルスによるものです。
○特徴
手術をした場合、妊娠時の早産のリスクが高まったり、妊娠できなくなる場合があります。
※ワクチンの接種により、HPVウイルスの感染を50~70%防ぐことができます。
子宮頸がんの予防には検診もとても大切です。20歳を過ぎたら2年に1度の検診を受けましょう。
問合せ:健康増進課
【電話】893-6405
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