くらべてみると楽しい、いろいろな植物の紹介をします。
写真を見たり実際に観察して、違いを見つけてみませんか。
■今月のテーマ「ヒイラギ」
▼なにが違う?よく見てみよう!
12月に入ると街中がクリスマス一色になります。クリスマス飾りの定番と言えばトゲトゲした葉と赤い実が特徴のヒイラギ。冬でも緑の葉を茂らせる常緑樹は永遠の命を表していると言われています。
(1)ヒイラギ
モクセイ科の常緑小高木。本州と四国の暖帯林に自生し、葉は光沢があり対生*1。節分に戸口に枝葉を挿して邪鬼の侵入を防ぐ風習がある。花は秋から冬に開花し、翌年の夏に紫黒色の実をつける。
(2)セイヨウヒイラギ
モチノキ科の常緑高木。西アジアからヨーロッパ南部、アフリカ北部に分布し、クリスマスの飾りに使われる。葉は光沢があり互生*2。初夏に開花し、晩秋に赤い実をつける。
(3)アメリカヒイラギモチ
モチノキ科の常緑高木。北アメリカの東部から中部に分布。葉はセイヨウヒイラギに比べて光沢が薄くマットな質感で互生。初夏に開花し、晩秋に赤い実をつける。若木の葉にとげがある。
(4)ヤバネヒイラギモチ
モチノキ科の常緑小高木。中国北東部から朝鮮半島南端部にかけて分布。葉は四角形に近く矢羽のような形で硬く光沢があり互生。初夏に開花し、晩秋に赤い実をつける。生垣に使われる。日本ではセイヨウヒイラギが少なく、クリスマス飾りに代用されることが多い。
*1 葉が向かい合って二枚出る生え方
*2 葉が茎に1枚ずつ方向をたがえてつく生え方
▼調べてみよう!
クリスマスツリーと言えばモミをイメージしますが、モミだけではなくウラジロモミ、エゾマツ、コーカサスモミ、ドイツトウヒ、コロラドトウヒなど各地の気候に合ったいろいろな常緑樹が使われるよ。
■かたの市民デー
市民のみなさんを無料でご招待します。
入場料 駐車料 無料
日時:12/2(月)9:30~16:30(16:00最終入園)
持ち物:住所が記載された公的証明書(マイナンバーカード、運転免許証、健康保険証等)
※交野市外にお住まいの方はご入園できません。
■年末年始の営業日
●12/28(土)~1/4(土)は年末年始休業です。1/5(日)から通常開園します。
大阪公立大学附属植物園(愛称:きさいち植物園)
【電話】891-2059 交野市私市2000(私市駅徒歩6分)【HP】https://www.omu.ac.jp/bg/
開園時間:9:30~16:30(入園は16:00まで)
休園日:月曜日(祝休日の場合は開園)
入園料:大人350円/大阪府在住で65歳以上の方150円(住所と年齢が分かる公的証明書提示が必要)中学生以下無料
駐車料:普通車500円/マイクロ1,000円
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