【Let’s go to Kisaichi Botanical Garden】
くらべてみると楽しい、いろいろな植物の紹介をします。
写真を見たり実際に観察して、違いを見つけてみませんか。
■今月のテーマ 冬芽
▼なにが違う?よく見てみよう!
冬になり葉を落とした木々も、春に向けて準備を整えているよ。冬芽は、春に葉や花になる芽で、冬の寒さや乾燥を防ぐため、樹種によってさまざまな工夫がされているんだ。冬芽の観察は冬ならではの楽しみだね。
(1)オニグルミ
クルミ科の落葉高木。冬芽には外側を覆う芽鱗(がりん)がなく、芽がむき出しになっています。そのため、小さな葉の芽を観察することができます。短毛に覆われてフカフカしているのは、寒さから身を護るためと言われています。
(2)トチノキ
トチノキ科の落葉高木。大きな葉をつけるトチノキは、冬芽も大きく、光沢があり接着剤のようにベタベタした樹脂で覆われています。この樹脂で乾燥や虫の侵入を防いでいると言われています。
(3)サンゴジュ
ガマズミ科の常緑高木。落葉樹だけではなく、常緑樹も冬芽を作ります。王冠のような長い楕円形の冬芽はフェルト状の芽鱗に包まれています。
(4)コブシ
モクレン科の落葉高木。冬芽は銀白色の毛に覆われていて、フワフワとした動物の毛皮のようです。春になると花と1~2枚の葉が同時に展開します。
▼調べてみよう!
冬芽の下にある葉痕(葉がついていたあと)にも注目してみよう。葉痕に残る維管束痕は、葉に水分や養分を運ぶ器官の痕で、数や配置もさまざまだよ。
■イベント情報
●2/18(火)~3/2(日) 植物園写真展
※写真募集:1/21(火)~2/13(木)
●3/9(日) 環境フェスタin交野2025 コラボ企画入園料無料
※10:30~、13:30~の2回ガイドツアー(参加無料:定員30名)を開催。終日、駐車場はご利用いただけません。
●3月下旬頃 枝垂れ桜のライトアップ開催予定
※開催日は3/10(月)に当園ホームページで発表します。
●3/24・31、4/7・14・21・28 春の月曜特別開園
月曜日は通常休園日ですが、「春の特別開園」として開園します。
■かたの市民デー
市民のみなさんを無料でご招待します。
入場料 駐車料 無料
日時:3/17(月)9:30~16:30(16:00最終入園)
持ち物:住所が記載された公的証明書(マイナンバーカード、運転免許証、健康保険証等)
※交野市外にお住まいの方はご入園できません。
大阪公立大学附属植物園(愛称:きさいち植物園)
【電話】891-2059 交野市私市2000(私市駅徒歩6分)【HP】https://www.omu.ac.jp/bg/
開園時間:9:30~16:30(入園は16:00まで)
休園日:月曜日(祝休日の場合は開園)
入園料:大人350円/大阪府在住で65歳以上の方150円(住所と年齢が分かる公的証明書提示が必要)中学生以下無料
駐車料:普通車500円/マイクロ1,000円
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