八尾市医師会
■アレルギー性鼻炎
この季節誰もが耳にする病名でしょう。アレルギー性鼻炎には通年性と季節性があり、通年性はダニやハウスダスト、季節性はスギやヒノキ、カモガヤなどの花粉が原因とされます。アレルギー性鼻炎の日本での有病率は約50%で、もはや国民病といっても過言ではないでしょう。予防には、原因物質の除去や回避、治療は薬物療法や免疫療法、手術療法があげられます。薬物療法では抗ヒスタミン薬が代表的で、鼻づまりには鼻噴霧用ステロイドが推奨されています。最近は市販薬でも効能があることが認められています。免疫療法は原因となる物質の一部分を皮下注射や舌下から少しずつ体内に取り入れていく治療で、長期間を要しますが効果が期待できる治療法です。手術療法は、鼻腔内の粘膜をレーザー照射する治療法です。
くしゃみ・鼻水といった症状は、別の病気が原因であることも多いので、医師には症状や期間などを正確に伝えてください。
医師会ホームページアドレス【HP】http://www.yao.osaka.med.or.jp
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