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自治体の皆さまへ

あなたをつなげる場所ここにあります。(2)

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大阪府八尾市

■インタビュー
▼「つなげる会議」を通して支援を受けたAさん
これからどう生きていけばいいか分からない状況の中、どこに相談したらいいか分からず、不安を抱えていましたが、たくさんの人に親身に相談に乗ってもらい安心しました。今では作業所に通いながら、地域活動にも参加し、日々新しい発見でいっぱいです。

▼近年の複雑な困りごとは行政・関係機関だけでなく、地域活動との連携も大切
社会福祉法人 八尾市社会福祉協議会
生活支援グループ 主任 山形 知子さん
●普段どのような相談を受けていますか?
社会福祉協議会では、生活支援相談センターを設置し、暮らしの困りごとの相談をはじめ、「長期のブランクがあるため仕事を始めるのが不安」「就労したいがなかなか自分で仕事を見つけることができない」と悩む方への就労支援や「計画的に家計を管理できない」と悩む方への家計改善支援などを関係機関と連携して継続的な支援を行っています。

●支援を通して感じることはありますか?
近年、センターで受ける相談も、子ども・障がい者・高齢者・生活困窮者といった対象者ごとの相談だけではなく、さまざまな困りごとを抱える相談が多くなっています。また、新型コロナウイルス感染症の影響により新たな相談者像も見えてきており、いろいろな問題が重なり合っている相談については、積極的に訪問を行い、寄り添い、支援を行います。

●今後どのような取組みを進めていきたいですか?
「つなげる会議」をはじめ市役所内の横断的な連携が進んだことで、これまで以上に関係機関のネットワークも強まってきていると感じます。社会福祉協議会としては、このような連携に加えて、地区福祉委員会や民生委員児童委員協議会などの地域とのつながりを強化し、地域のネットワークづくりを積極的に進めていきたいと考えています。

▼つなげる会議はスペシャリストの集まり
社会福祉法人 八尾隣保館
ケアプランセンターサポートやお 管理者 久保田 佳宏さん
●重層的支援体制整備事業で何か変わりましたか?
複雑な課題を抱えている人に対して「つなげる会議」ができることでスムーズに支援がしやすくなりました。1人が抱えている問題を、地域の問題として取り上げ、どうしたら解決できるかをみんなで考える機会が生まれています。行政も支援機関も知恵を出しながら一緒に支援した方がとてもいいと思っていたので、実現して本当に良かったです。「縦割り」というとマイナスなイメージを持つ人が多いですが、担当者はその分野に強い「スペシャリスト」。つなげる会議が行政機関として横串となることで各分野のスペシャリストが力を十二分に発揮できていると実感しております。

●つなげる会議に出席して感じていることは何ですか?
会議では積極的な意見が多く、皆さん地域支援に本気で取り組んでいると感じます。また、支援者同士で顔の見える関係を築くことができ、新たなケースにもこの関係性があることでスムーズに対応できるので、そういった意味でも意義がある会議だと思います。

●市民の皆さんに伝えたいことはありますか?
「支援する側」と「支援される側」に分けるのではなく、「今は支援しているが、いつか自分も支援を受ける状況になるかもしれない」と思い、今できることをみんなで力を出し合って、支え・支えられる関係が作れたら、八尾はもっと安心して住めるまちになると思います。

■活動紹介 あなたをつなげる場所ここにあります。
▼つなげる支援室
・おせっかい日本一!
私たちが、「つなげる支援室」のメンバーです。誰ひとり取り残さないための仕組みづくりなどをしています。めざせ!おせっかい日本一!

▼広報活動
地域のイベントなどで取組みを紹介し、実際にお話しすることで人と人をつなげる活動をしています。「実はね、私も…」と抱えている気持ちをその場で話してくれる人もいました。

■どこに相談したらいいの?
あなたの困りごと、つなぎます
まずはどこにでもご相談ください!

○生活困窮などの相談

○障がい者の総合相談

○教育・子育て・ひきこもりなどの相談

○生活の困りごとの相談

○高齢者の総合相談

○こころ・健康などの相談

○就労の相談

そのほか相談窓口は本紙30ページにも掲載しています

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