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ハチオシ! 障がいのある人もない人も「共に生きる」(2)

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大阪府八尾市

■活動2 「くれよん組」って?
くれよん組とは、「八尾市障がい者基本計画ワーキング会議」の愛称。障がい当事者や支援者などが、八尾市障がい者基本計画の評価や、自らも取組みを行い、計画の実現を図るため会議を行っています。平成14年度からスタートし、毎年テーマを決めた「障がい者フォーラム」も実施。さまざまな障がいのある人が意見を出し合い、協力しながら、共生社会の実現に向けて活動しています。

◆参加のきっかけやこれから取り組みたいこと…などなど 会議メンバーに聞いてみました!
視覚障がいのある渡邉宏さんは昨年は広く「障がい者フォーラム」の宣伝告知を担当。「私たちの境遇を良くするだけでなく、私たちを支えてくれる人たちの立場や処遇の向上についても考えたい」と今後の展望を話されました。
脳炎の後遺症による高次脳機能障がいがある五十嵐さんは、「障がい者や高齢者など働きたい人が仕事に就けない状況を改善したい」と会議に参加。「物理的なバリアフリーだけでなく、気付きにくい障がいをどうフォローするか」に関心があると語ります。
精神障がいがある渡邉小巻さんは、介護職に就いていた経験から、障がい者雇用に対する理解を深めたいと参加。「病気のことを理解してもらって、障がいのある人もない人も共に暮らせる社会になったらいいなと思います」。
病気による中途障がいで車椅子生活になった柏原さんは、フォーラムのロゴやチラシなどのデザインを担当。「障がいがあってもさまざまなことに関われて、この会議なら役所の人とも気軽に意見を交わせます」と語り、現在は災害時の避難に関心を寄せています。
「さまざまな障がいがある人と友達になれてうれしい」と笑顔で語るのは、聴覚障がい者の粟飯原さん。「私は耳が聞こえないのでコミュニケーションが難しいと思いますが、ここでは皆さんすごく協力的で。いろいろな人との交流が楽しいです」。
視覚障がい者になって約40年という田原さんは、「ここに参加して知らなかったことをたくさん勉強できました」と言い、「子どもたちに、障がい者や高齢者に対する思いやりを持ってもらえたら」と、小・中学校への啓発活動も行っています。

表紙モデルの高津さんも、20年以上にわたって活動するメンバー。「支援してもらうだけではなく、障がいのある当事者自らが動けるのがこの会議の魅力。放置自転車ゼロをめざす『ちゃりんこバスターズ』では、着ぐるみを着て街頭に立ったこともあります」


八尾市障がい者基本計画ワーキング会議の詳細は、市ホームページでご覧いただけます

◇令和6年度「障がい者フォーラム」の出演者を大募集!
令和7年2月22日(土)に開催予定の障がい者フォーラムで実施する、「障がい者の主張」の出演者を募集します。このコーナーは、障がいのある人の日ごろの思いや活動を発表する場です。活動紹介や講演、ダンス、演奏など、レセプションホール(文化会館5階)で実施できるものであれば発表形式は自由!この機会にぜひ、主張を発表してください。
受付期間:12月16日(月)まで
応募方法:Eメール可(応募多数時は抽選)

・障がい者フォーラムの詳細はこちらから!
※二次元コードは本紙参照


舞台で思いの丈をぶつけてみませんか?たくさんのご応募をお待ちしています!

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