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医学豆知識 八尾市医師会

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大阪府八尾市

◆重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
平成25年1月ごろに日本でも流行し、発症する原因がダニによるものが大部分を占める病気です。ダニは乾燥条件には弱いため3月~10月にかけて活動するといわれ、この病気も同時期に発生数が増えると考えられます。主に西日本が流行地となり、毎年約100人程度の患者が確認され、拡大傾向にあり、また致死率は25%を超える恐ろしい病気です。
この病気のウイルスに感染したダニに刺されると発症し、症状は発熱や全身倦怠感、下痢などの消化器症状がみられます。意識障害がみられると予後が悪いとされています。
治療は抗インフルエンザウイルス薬が有効と考えられていますが、8月1日現在、保険適用はありません。
自然界ではダニや蚊といった生き物が感染を媒介する病気が数多くあります。感染予防は困難と思われますが、ワクチンや薬物加療の開発が望まれます。

医師会ホームページアドレス【HP】https://www.yao.osaka.med.or.jp

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