■「安全・安心なまちづくり」の継続と万博を「八尾の成長」に生かすチャレンジを
八尾市長 大松 桂右
あけましておめでとうございます。謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
昨年は、能登半島地震や全国を見舞った豪雨、南海トラフ地震臨時情報の発表や災害級の暑さによる熱中症など、命を脅かす事態が多発し、さらに長引く物価高が私たちの暮らしに大きな影響を及ぼした一年でありました。本市は、これらの諸課題に真正面から向き合い、市民最優先の姿勢で具体的な施策を積極的に展開してまいりました。
◇安全・安心に向けた取り組み
自然災害への対応として、全小学校区を対象にした地区防災計画の策定支援を初め、避難行動要支援者の避難体制の強化など、防災・減災体制のさらなる充実、強化を進めています。物価高騰対策としては、国の給付金事業に加えて、小・中学校の給食費の無償化や2歳児の保育料の無償化など、子育て世帯への負担軽減策を継続して実施しています。その他、福祉的な課題への庁内横断的な対応やこども総合支援センター「ほっぷ」の拡充、健康まちづくり科学センターが国に協力して実施し、海外からも注目を集めているコロナ後遺症調査、公民連携による防災や健康寿命延伸の取り組みなど、市民の皆さまのニーズにしっかりと向き合いながら、命と暮らしを守る具体的な施策を積極的に実行してまいりました。
◇八尾の成長と発展へつなげる年へ
4月から大阪・関西万博が開催されます。世界161の国と地域が参加する万博会場で、本市は自治体として唯一、大阪ヘルスケアパビリオンへ出展し、別の会場では、健康まちづくり科学センターが大阪大学と共同して特許を出願している「健康寿命推定アプリ」を発表いたします。
こどもたちが未来に大きな夢を抱くことができる万博。この貴重なチャンスを生かし、「八尾市」を全世界に発信して、関係人口の増加などにより、八尾の成長と発展につなげてまいります。
新しい年も、引き続き、「すべての市民に光があたり、選ばれるまち、住み続けたいまち八尾」の実現のため、市民最優先の姿勢を徹底して施策を進めてまいりますので、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
結びに、新年が皆さまにとって希望に満ちた輝かしい年となりますよう、心からお祈り申し上げます。
■こどもたちの健やかな成長を願って
八尾市議会議長 田中 慎二
あけましておめでとうございます。市議会を代表いたしまして、謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
昨年は、パリオリンピック・パラリンピックが開催され、女子走り幅飛び、女子7人制ラグビー、男子サッカーにおいては、八尾市出身選手もご活躍されました。無観客開催となった前回の東京大会にはなかった熱い声援が会場に響き渡る中、計り知れないほどの重圧を抱えながら選手たちが見せた競技にかける情熱、そして汗と涙に全世界が多くの感動と興奮に包まれました。
一方で、多くの自然災害に見舞われた年でもありました。令和6年1月1日に発生した能登半島地震を初め、8月には日向灘の地震に伴う南海トラフ地震臨時情報の発表、また9月には記録的豪雨により、大地震からの復興途上にあった能登地方が再び甚大な被害に見舞われるなど、改めて災害に対する意識高揚と日頃の備えの重要性を痛感いたしました。
さて、市議会では、令和6年3月市議会定例会本会議の開催に合わせて、「いじめを絶対に許さない」という信念のもと、「ピンクシャツデー議会」を開催するとともに、「いじめの防止等に関する決議」を議決いたしました。市議会といたしましては、次代を担うこどもたちの健やかな成長を願い、すべてのこどもが夢と希望をもって成長していけるよう、いじめ問題の解決をはじめ、こどもたちの成長を地域全体で支える社会の醸成をめざして、議員一丸となって全力を挙げて取り組んでまいります。
我々、市議会議員一同は、これからも市民の皆さまの安全・安心な暮らしを守り、皆さまの負託とご期待に応えるべく、誠心誠意を尽くしてまいる所存でございます。どうか本年も市議会に対し、皆さまのご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、皆さまにとりまして、新年が希望に満ち笑顔あふれる年となりますよう、心からお祈り申し上げます。
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