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[特集]和泉市久保惣記念美術館 特別展 遊びのすがた(2)

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大阪府和泉市

◇重文 三十三間堂通矢図屏風(さんじゅうさんげんどうとおしやずびょうぶ)
江戸時代前期 逸翁(いつおう)美術館蔵
京都にある三十三間堂は1,000体の千手観音像が安置されていることで知られています。通矢とは約120mの長さのお堂の前で矢を射通す競技です。江戸時代の初め頃には大人気になり屏風にも描かれました。

◇雲煙過眼帖(うんえんかがんちょう) 乾冊(いぬいさつ) 松川半山(まつかわはんざん)筆
明治時代 大阪歴史博物館蔵
江戸時代のおもちゃ屋さんを描いています。
大人も子どもも笑顔になっています。いつの時代もおもちゃ屋さんを訪れる人は自然と笑顔になっていたようです。

※作品の詳細は本紙またはPDF版を参照してください。

■職人が作った玩具の美しさをご覧ください。
[副館長 橋詰 文之]
今回の特別展「遊びのすがた」は、江戸時代の作品を中心とした工芸と絵画の両面からアプローチしたものとなっています。
当時の遊び道具である玩具が生活のなかでどのように遊ばれていたのか、その時の状況を絵画や玩具などをとおして見ていただきたいと思い、2年前から企画・準備をはじめ、今回ようやく開催することができました。
展示している作品は、昭和57年以降に久保惣株式会社と久保恒彦(つねひこ)氏から美術館へ寄贈いただいた作品を含め、全国の美術館からこの特別展だけのためにお借りした作品を展示しています。
特別展の見どころは、工芸品を作った江戸時代の職人の技術の高さを感じることができるところです。どれも当時の工芸技術の高いものを見せてくれる美しい作品ばかりです。絵画では、遊んでいる人物の真剣な表情や楽しげな表情など、とにかく表情豊かに表現されています。位の高い人物を描いた絵は表情をあえて描かないのですが、庶民を描いた絵画は表情豊かなところがポイントです。
そのほか、特別展に関する講演会やスライドレクチャーも行います。館内の別会場ではモネの「睡蓮」なども展示していますので、この機会に美術の作品に興味を持っていただき、美術館へお越しいただければ嬉しいです。

■10月の美術館イベント

◎2024年広報IZUMIいずみ 美術館入館割引券(有効期限R6.11.17)
切り取って美術館に持って行くと入館料が2割引に(1枚で5人まで・コピー不可)
※詳細は本紙またはPDF版を参照してください。

■和泉市久保惣記念美術館
開館時間:午前10時~午後5時(最終入館は午後4時30分)
※茶室は公開中止
休館日:月曜日、10月15日(火)、11月5日(火)
※10月14日(月・祝)、11月4日(月・振休)は開館
入館料:一般1,000円、高校・大学生800円、中学生以下無料
割引:団体(有料入館20人以上)、65歳以上(証明になるものを提示)、提携団体の会員証(会員含め5人まで)はいずれも2割引。各種障がい者手帳等提示の本人と介助者1人は無料

問合せ:美術館
〒594-1156、内田町三丁目6-12
【電話】54・0001

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