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[特集]クセになる!献血(1)

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大阪府和泉市

あなたは献血をしたことがありますか。病気の治療や手術などで輸血を必要とする人を救うため、たくさんの人が継続して献血をしています。今回の特集では、献血の大切さについて考えます。

■あなたの血液が必要です
大阪府赤十字血液センター
南大阪事業所 川崎 清司さん
[大阪府赤十字血液センター南大阪事業所]
住所:岸和田市八阪町三丁目9-18
【電話】0120・736・759
開設日:土曜日のみ(祝日、年末年始を除く)
時間:午前9時~午後5時

◇どうして献血は必要なのか
献血は、病気やけがで輸血を必要とする人のために、自分の血液を無償で提供するボランティアです。
血液は人工的に造ることができません。保存期限も短く、赤血球で28日間、血小板はわずか4日間しか保存することができません。
1人が年間に献血できる回数や量には上限があるため、年間を通じて多くの人が継続して献血する必要があります。

◇若年層の協力が課題です
献血ができるのは、基準を満たした16歳〜69歳です。日本赤十字社によると、少子高齢化の影響などで、若年層の献血者が減少傾向にあり、この10年間で10代・20代・30代の献血者数が約31%減少しています。
将来的に、各年代層はもとより、若年層の献血への協力がますます大切になってきます。

◇献血はどこでできる?
府内では、献血ルームや献血バスで献血をすることができます。
市でも、和泉中央駅をはじめ、コミュニティセンターなどで定期的に献血を行っています。献血は、Web会員サービスのラブラッドからも事前に予約することができます。事前に予約することで、よりスムーズな案内が可能となります。また、ラブラッドからキャンペーンの情報がメールで通知されるなどの特典もあります。アプリ版ラブラッドをダウンロードすれば、画面上のバーコードから受付が可能になるなど、より便利な機能が利用できます。
輸血を必要とする患者さんの命を守るために、皆さんのご協力をお願いします。
献血ルームや献血バスの日程、ラブラッドの登録方法など詳しくは、日本赤十字社ホームページをご覧ください。

◇若者の献血が減少していると聞いています。その原因とは
少子高齢化が進んでいるのも原因のひとつですが、新型コロナウイルス感染症拡大のため、テレワークやリモート授業が増え、企業や学校でバスによる団体献血が減少したのが大きな原因だと考えられます。

◇府で必要とする1日の献血者数は
府では、1日730人の献血者の協力が必要です。
また、全国では1日あたり約3、000人の患者さんが輸血を受けているとされ、献血で毎日多くの命が救われています。

◇献血の種類を教えてください
献血には、全血献血と成分献血があります。
全血献血には400mL献血と200mL献血があり、血液中のすべての成分を献血していただく方法です。
成分献血には、血小板成分献血と血漿(けっしょう)成分献血があり、成分採血装置を使用して血小板や血漿といった特定の成分だけを採血し、体内で回復に時間のかかる赤血球は再び体内に戻す方法です。そのため成分採血は身体への負担も軽いので献血の間隔が短く、男女とも2週間後の同じ曜日から協力いただけるといった特徴があります。

◇血液はどのように役立っているのですか
献血で集められた血液は、けがをしたときの輸血に使われるイメージがありますが、けがの治療で輸血されるのは全体のごくわずかで、ほとんどは「がん」などの病気の治療に使われています。

◇献血する人に何かメリットはありますか
献血では、自分のコレステロール値など血液成分の結果を後日確認することができ、自分の健康管理、病気に気づくきっかけにもなります。
初めての人は緊張されると思いますが、400mL献血の場合、実際の採血にかかる時間は約10分〜15分程度です。
南大阪事業所でも土曜日に献血を行っています。
皆さんの勇気が誰かの命、自分の命を救うことにつながりますので、ご協力をお願いします。

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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