■新しい学校のカタチ 和泉市長 辻宏康(つじひろみち)
市役所では、和泉市から全国に新風を吹き込むような「和泉発日本」の取り組みを積極的に展開しようと、業務に励んでいます。
その一つが小・中学生が同じ敷地内で学び、9年間の一貫した教育を行う、施設一体型義務教育学校(小中一貫校)の設置です。
平成29年に和泉市初の小中一貫校として新設された「南松尾はつが野学園」に続き、令和7年4月には、「(仮称)槇尾学園」が開校します。槇尾中学校区の3校を統合した小中一貫校であり、一定の条件のもと、他の校区からも通学可能となる「特認校制度」を導入します。
特色ある取り組みを実施予定ですので、その一部を紹介します。
まず、独自の学習環境として、1学級20人程度の少人数学級とし、きめ細やかな対応を実施します。教育内容では、英語学習について、「授業時数特例校」として、授業時間やネイティブの英語に触れる機会の充実や、放課後の有償英会話プログラムを予定しています。また、学園周辺の豊かな自然環境を生かした独自教科「槇尾学」の実施など、他の市立学校にはない一味違う教育環境が整っています。
新校舎は、一体感や移動負担の軽減などを考慮した2階建ての低層校舎で、中央には、開放型の図書館(メディアセンター)が配置されています。私も、まるで万博のパビリオンの様な新校舎を見学して、これから学んでいく子どもたちが羨ましくなりました。
すでに児童生徒の募集がスタートしており、希望者が多く抽選となった学年もありました。通学バスの利用も可能(自己負担あり)ですので、興味のあるご家庭は、次回の募集の際にご検討ください。
さらに、令和9年には、(仮称)富秋学園が開校予定で、3校目の施設一体型義務教育学校となれば大阪府で初となり、全国でもほぼ前例のない取り組みとなります。
1年生から9年生まで、多様な異学年交流によりコミュニケーション力が高まり、素晴らしい人間関係が広がる学園になってほしく思います。
問合せ:秘書課
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