文字サイズ
自治体の皆さまへ

美の扉~和泉市久保惣記念美術館~

8/26

大阪府和泉市

開館時間:午前10時~午後5時(最終入館は午後4時30分) ※茶室は公開中止
休館日:月曜日、12月28日(土)~1月4日(土)・14日(火) ※1月13日(月・祝)は開館
入館料:一般500円、高校・大学生300円、中学生以下無料
割引:団体(有料入館20人以上)、65歳以上(証明になるものを提示)、提携団体の会員証(会員含め5人まで)はいずれも2割引。各種障がい者手帳等提示の本人と介助者1人は無料

■美の扉を開こう!
◆常設展 中国絵画の清華(せいが)-魅力あふれる定静堂(ていせいどう)コレクション-
美術館が所蔵する近代中国絵画のコレクションから、中国・清時代から中華民国時代に制作された近代絵画を展示します。中国絵画の伝統的な技法を用いた作品だけではなく、西洋絵画技法の融合による斬新な中国絵画をご覧いただけます。
期間:1月5日(日)~2月2日(日)

◇おすすめ作品の紹介
中国書画のコレクターである林宗毅(むねたけ)氏(1923〜2006)から東京国立博物館、台湾の国立故宮博物院とともに和泉市久保惣記念美術館へ寄贈された中国絵画のコレクションは、定静堂コレクションと総称されています。
「紅梅図(こうばいず)」は、梅をこよなく愛したといわれる汪吉麟(おうきつりん)による掛け軸です。開花した梅と蕾を画面右上と左下に配置しています。よく見ると花は白色、蕾は桃色で描いています。ひとつひとつの花の紅色の濃淡を変えて描いており、新春を寿(ことほ)ぐ画題です。
「墨竹図(ぼくちくず)」は絵画だけでなく、詩や書にも通じた呉昌碩(ごしょうせき)による掛け軸です。呉昌碩は先月紹介した王一亭(おういってい)の先生でもありました。しなやかな竹を薄い墨でやわらかく描き、濃い墨で笹の葉を勢いよく描いています。どちらの墨にも線が途切れる擦れが生まれていて、勢いよく描く姿が想像できます。

■館長のおすすめ
東京国立博物館と台湾の国立故宮博物院に寄贈された定静堂コレクションが、和泉市久保惣記念美術館にも所蔵されています。日本と台湾を代表する博物館施設である両館に所蔵される質の高い優れたコレクションです。この機会に中国近代絵画の魅力をご堪能ください。

■1月の美術館イベント

問合せ:美術館
【電話】54・0001
〒594-1156、内田町三丁目6-12

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU