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美の扉~和泉市久保惣記念美術館~

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大阪府和泉市

開館時間:午前10時~午後5時(最終入館は午後4時30分)※茶室は公開中止
休館日:月曜日、2月25日(火)※2月24日(月・振休)は開館
入館料:一般500円、高校・大学生300円、中学生以下無料
割引:20人以上、65歳以上(証明になるものを提示)、提携団体の会員証(会員含め5人まで)はいずれも2割引。各種障がい者手帳等提示の本人と介助者1人は無料

■美の扉を開こう!
◆常設展「茶道具―久保惣コレクションの優品―」
美術館の茶室耐震補強工事(1期)が令和6年度に完了することを記念して行います。桃山時代、江戸時代の茶碗、茶入をはじめ、釜、水指(みずさし)、向付(むこうづけ)、茶杓(ちゃしゃく)、棗(なつめ)など美術館が所蔵する茶道具の優品を紹介します。
期間:2月15日(土)~3月23日(日)

◇おすすめ作品の紹介
唐津は、佐賀県唐津市近辺で製作された焼き物の総称で唐津焼とも呼ばれています。日常的に使うものから茶器にいたるまで様ざまなものが製作されました。
この茶碗は、奥高麗(おくごうらい)茶碗とも呼ばれていて、桃山時代に朝鮮半島の焼き物に影響を受けて製作されたと考えられています。茶碗の高台(床につくところ)から上方にゆったりと広がり、中程から口縁部(口をつけるところ)にかけて反りが強いのがこの茶碗の特徴です。本作は、奥高麗茶碗の名碗として特に知られている一碗です。
棗は薄茶用の抹茶を入れておく容器です。棗から抹茶を茶杓で取り出して茶碗に入れてお茶を点(た)てます。側面には菊や女郎花(おみなえし)など秋の草花が表現されています。蓋と身の境には雲を表現し、蓋表には銀の板を用いて三日月が作られています。茶席は季節によって取り合わせを工夫するので、秋の夜に開く茶会にぴったりです。蒔絵(まきえ)とは漆と金粉を用いて装飾する技法をいい、秋草の文様は漆で図柄を描いておいてからその上に金粉を振りかけて作られています。

◇館長のおすすめ
美術館の敷地内にある、国の登録有形文化財に登録された茶室の耐震補強工事(1期)が完了します。4月からの一般公開に先駆けて、茶室の見学会を行います。また、本館ラウンジで立礼(りゅうれい)の茶会をあわせてお楽しみください(下表のとおり)。

■2月の美術館イベント

問合せ:美術館
【電話】54・0001
(〒594-1156、内田町三丁目6-12)

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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