開館から5年を迎えるフェニーチェ堺では、これまで、文化・芸術にふれる機会をさまざまな形で提供し、感動を届けてきました。
フェニーチェ堺は市の中枢文化施設として、「観て聴いて感動する」「共につくる」「集い交わる」「学び育てる」「触れて知る」をコンセプトに、独自の文化を新たに創り、文化による交流を生み、地域文化を発展させる拠点の役割を担っています。
フェニーチェ堺の魅力を、10月号にちなんで10のキーワードで紹介します。
■〈Keyword 1〉若い才能を応援
コンクールやオーディションに向けて本番に近い環境で練習したり、審査用の動画を撮影したりするために、特別に小ホールを貸し出しています(有料)。
◎高校ダンス部が活躍する「Dance Power」も毎年開催
◎ピアノなどアコースティック楽器の練習に利用できる
■〈Keyword 2〉世界の一流アーティストの名演に感動
世界的なオーケストラやアーティストの公演を地元・堺で観られるのも、フェニーチェ堺があるからこそ。一流の演奏やパフォーマンスにふれ、感動する経験は心を豊かにしてくれ、貴重な思い出となることでしょう。
◎昨年10月に公演を行ったサー・サイモン・ラトル(指揮)とロンドン交響楽団
■〈Keyword 3〉関西トップレベルの演奏空間に圧倒される音楽ホール
新国立劇場や東京オペラシティも手掛けた設計事務所により、優れた音響を実現。音響にこだわるミュージシャンたちから絶賛されることもしばしば。2,000人を収容する巨大な空間に、内装の美しさも相まって、遠方からも音楽ファンが訪れる名ホールとして愛されています。
◎ダークウッドの壁と真紅の客席が上質な雰囲気を演出
◎どの席からも舞台が見やすい開放的な空間
■〈Keyword 4〉2,000人規模の舞台を体感
大ホールの舞台裏を見学できる「ホール体験会」を随時開催。2,000もの客席を前に舞台に立てば、気分はプロのアーティスト。照明や舞台装置が動くところを見たり、ピアニストのような写真が撮れたりします。
◎オペラカーテンが開く瞬間はドキドキ
■〈Keyword 5〉大人も子どもも楽しめるワークショップ
アート作品を作ったり、創作ダンスに挑戦したり、子どもから大人まで楽しめるワークショップを定期的に開催しています。市民が集い、体験を積む場としても利用されています。
◎木管楽器のパンフルートを作るワークショップ
■〈Keyword 6〉居心地の良い映えスポット
洗練された空間も隠れた人気。公演前はワクワク感を高め、公演後はゆったりと語り合える。そんなひと時を過ごせます。公演を観に来た時だけでなく、お出掛け中の気分転換に立ち寄るのもおすすめ。
◎仁徳天皇陵古墳も望める屋上庭園
◎各フロアにはおしゃれなスペース
◎広々とした1階ロビーで来館者をお出迎え
◎階段は映えスポットとして人気
■〈Keyword 7〉イタリアンの名店で堪能できる本場の味
正面入口の前では、大阪市外に初出店したイタリアンの名店「テアトロ ポンテベッキオ」でランチやディナーを楽しめます。本格的な窯で焼くナポリピッツァや公演に合わせた期間限定メニューを味わえることも。
◎堺産の野菜や魚介を使ったメニューも豊富
■〈Keyword 8〉フォルテピアノで古楽器の魅力にはまる
18~19世紀のピアノであるフォルテピアノの修復家、山本宣夫さんが堺に住む縁で、その魅力を伝えるコンサートを定期的に開催。モーツァルトやベートーヴェンが作曲しながら弾いたであろう音を直接聴ける貴重な機会です。
◎川口成彦フォルテピアノリサイタルシリーズより
■〈Keyword 9〉公園は憩いの場
ホール東側に整備された翁橋公園は、緑あふれる憩いの場として来館者や地域の方に親しまれています。
◎公演の後にベンチで語らうのもおすすめ
◯パンフェスタ堺2023
10月15日(日)10~15時
初開催!堺のパン屋さん10店舗が翁橋公園に大集合。ストリートピアノやパン王子のトークショーも!
■〈Keyword 10〉堺市民会館のおもかげ
2014年に閉館した「堺市民会館」の後継施設として建設されたフェニーチェ堺。敷地内には、往時を思い出させる歌碑や樹木などが残されています。
◎市民会館のシンボルだったクスノキ(右)与謝野晶子の歌碑(左)
※詳細は広報紙をご覧ください。
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