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議会のうごき 第4回市議会(定例会)(1)

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大阪府堺市

令和5年第4回市議会(定例会)は、8月22日から9月28日の38日間開かれ、令和4年度決算などについて論議がありました。
市長から提出された議案34件と議員提出議案4件を、それぞれ可決等しました。

◎堺市議会の情報は広報紙12ページのQRコードをご覧ください。

■令和4年度決算
令和4年度各会計決算は、新型コロナウイルス感染症対策や物価高騰対策の引き続きの実施により、一般会計の歳入・歳出総額はともに前年度から減少しているものの、新型コロナウイルス感染症拡大以前と比較すると高い水準となっています。そのような中、実質収支・単年度収支とも黒字となり、また、特別会計・企業会計についても、実質収支は収支均衡が図られ、資金剰余額についても黒字を確保しました。
健全化判断比率の指標については、国が示す早期健全化基準を下回る一方、財政の弾力性を示す経常収支比率は、物件費などの増加、臨時財政対策債の大幅な減少などにより、前年度から8.7ポイント上昇して、102.4%となり、財政構造の硬直化が大きな課題となっています。
市長からは「新型コロナウイルス感染症は、5月に感染症法上の分類が5類へと移行し、社会経済活動が本格的に動き出している。一方で、少子化による人口減少の加速や、高齢化に伴う社会保障費の増加に加え、エネルギーや食品価格などの物価高騰にも直面している。本市を取り巻く環境は引き続き厳しい状況にあるが、持続可能な財政運営を保ち、市民の皆様がこれからも堺で安心して暮らし続けることができ、本市が将来にも夢と希望が持てる都市であるよう力を尽くす」との説明がありました。

議員からは「今回の決算において財政構造の弾力性を示す経常収支比率は102.4%と大幅増加となった。これは本市の財政構造が著しく硬直化し、新たな政策投資が自由に行えない状況を示している。このことから、今後も新たな行政需要に対応するための更なる事業見直しなど不断の改革を全庁的に進める、また府市連携の強化による本市の成長促進とともに、これまで進めてきた泉州や南河内など近隣自治体との連携を踏まえて、堺がリーダーシップをとって南大阪全体の活性化にもつなげる、面での連携をより一層進めることを求める」「安定的な税制基盤を確保するためにも、引き続き財政構造の改善に取り組むことはもちろんのこと、財政危機脱却プランでも示されている住民サービスの維持・拡充への取組に最善を尽くし、今後、真に市民にとって必要な事業が後退し、また中止されることのないよう要望すると同時に、市民と真摯に向き合い大きな変化に対しても常に丁寧な説明で、その責任を果たすよう求める」「一般会計の実質収支は76.6億円の黒字となったものの、経常収支比率は高い水準にある。前年度から大きく上昇した要因として、臨時財政対策債の発行を抑制したことなどによると示されたが、これを除いてもなお高い水準にあり財政の硬直化が懸念される。この状況を改善するため税源涵養(かんよう)に資する取組を積極的に進め、持続可能な財政運営を行うよう求める」「行政の役割はお金を蓄えることではなく、市民から預かった税金を行政サービスとしてお返しをすることであり、その本分は市民福祉の向上である。市民生活に根差した行政運営、財政運営がなされることを期待する」「物価高騰で市民の暮らしが深刻になっている中、住民福祉の向上を第一とする地方自治体の役割を堺市がしっかりと果たす必要がある。財政の健全化は、それに応える方向でこそ意味を持つものである」などの意見があり、令和4年度各会計決算を賛成多数で認定しました。

■議会の日程
最新の会議日程や生中継・録画中継・傍聴できる会議について詳しくは、市議会ホームページ(右上QRコード)参照。また、本会議の生中継は、区役所のロビーなどのテレビでもご覧になれます。なお、11月定例会(11月28日~12月20日)での請願・陳情と意見陳述の申し出の締め切りは、11月13日です。
※QRコードは広報紙12ページをご覧ください。

◯定例会
・議会運営委員会 11月24日(金)10:00から
・本会議(提案理由説明) 11月28日(火)13:00から
・議会運営委員会 11月29日(水)10:00から

◯その他の議会
・議会力向上会議 11月2日(木)10:00から

問合せ:議事課
【電話】228-7812
【FAX】228-7881

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