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健康メモ「もっと知って、アトピー性皮膚炎のかゆみのこと」

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大阪府堺市

アトピー性皮膚炎とは、もともとアレルギーを起こしやすい体質の人や、皮膚のバリア機能が弱い人に多くみられる皮膚の炎症を伴う病気です。主な症状は「湿疹」と「かゆみ」で、良くなったり悪くなったりを慢性的に繰り返すのが特徴です。
なかでも「かゆみ」は睡眠不足や集中力の低下など、生活の質(QOL)に大きな影響を与えます。かゆみのために皮膚をひっかくと、その部位の皮膚を傷つけて炎症をさらに招いたり、バリア機能をさらに弱めたりすることによって、かゆみが強まるという悪循環に陥ります。
治療には、ステロイド外用薬やタクロリムス外用薬で炎症を抑え、保湿外用剤で皮膚のバリア機能の低下を防ぐという組み合わせが基本となり、補助療法として抗ヒスタミン薬が使用されていますが、中等症~重症の患者さんの中には、このような従来の薬では症状がなかなか改善しない方がいらっしゃいます。
そのような患者さんの新しい選択肢として、近年、これまでとは異なる作用機序をもつ新しい内服薬や注射薬が続々と登場しています。今まで受けている治療で十分な効果が得られない、毎日かゆくてつらいという患者さんは、一度皮膚科専門医に相談してみましょう。過去の掲載分は堺市医師会HP(QRコード)参照
※QRコードは広報紙15ページをご覧ください

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