便器が赤い!紙に血がついている!と驚いたことは無いでしょうか?血を見ると誰でも驚きます。そんなときは迷わず肛門科を受診してください。
出血の原因には、切れ痔やいぼ痔などの痔疾患や、大腸がんなどの大腸の病気が考えられます。これらは真っ赤からあんず色の出血となります。また胃や十二指腸からの出血では真っ黒なコールタールのような赤黒い便となります。毎日の排便を確認してみてください。
痔疾患以外にも肛門にできたがんや大腸のがんをはじめ様々な出血の原因があります。「昔から痔だから」と考えず、これらの病気を見逃さないためにも恥ずかしがらずに受診をお勧めします。
堺市医師会
◆問診
(1)便秘気味ですか?下痢気味ですか?
(2)痛みはありましたか?腹痛はありましたか?
(3)出血はどんな色でしたか?(例:真っ赤、あんず色、真っ黒など)
(4)出血の程度はどうでしたか?(例:便器が真っ赤、ポタポタ、紙につく程度など)
◆診察
肛門診察は左下に横になって、肛門・直腸を指や肛門鏡で診察します。この診察で大体の出血の原因を診断することができます。肛門に出血の原因が無い場合には、大腸内視鏡での検査を行います。
〇堺市医師会ホームページ
他にもいろいろな情報が見られます。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>