がんは2人に1人がかかる身近な病気です。しかし、早期のがんは自覚症状が少ない場合が多いです。「がんが見つかったら怖い…」「検診に行く時間がない」などと後回しにせず、定期的にがん検診を受けましょう。
■がん検診はなぜ必要?
がんは早期発見・治療で治る可能性が高まります%が、早期がんが発見できる期間は発症から1~2年です。早期がんは症状が無い場合も多く、定期的な検診で発見することが重要です。堺市のがん検診で発見されたがんのうち、4割以上が早期がんで見つかっています。
◇5年生存率(大腸がん)
出典:公益財団法人がん研究振興財団「がんの統計2022」がん診療連携拠点病院等(都道府県推薦病院含)における5年生存率(2012~2013年診断例)
《POINT》
早期がんの5年生存率は5がん(胃・肺・大腸・子宮頸(けい)・乳)で約8~9割、例えば大腸がんは94%です。
健康推進課職員
■がん検診無料を継続します
がん検診の自己負担額が令和6年度も無料になりました。がんの種類によって、対象年齢や受診間隔が異なります。詳しくは堺市けんしん総合サイト(QRコード)参照。
※検診は症状が無い方が対象です。症状がある方は速やかに医療機関を受診してください。
※QRコードは広報紙P7をご覧ください。
《POINT》
20代から受けられる検診があります。堺市けんしん総合サイトでは生年月日と性別を入力するだけで自分が受診できる検診が検索できます。
無料の検診例:
・40代女性…肺・大腸・子宮頸・乳がん検診、胃がんリスク検査
・50代男性…胃・肺・大腸がん検診、前立腺がん検査
健康推進課職員
◆受診方法
◇01医療機関を探す
受診できる医療機関は堺市けんしん総合サイトで確認できます。
◇02電話などで問い合わせる
予約が必要な検診もあります。事前に医療機関へ連絡してください。
◇03受診する
医療機関の受付で「堺市の〇〇検診です」と申し出てください。
■精密検査の受診も忘れずに
市では、がん検診の受診結果が要精密検査で精密検査の受診を確認できない方に追跡調査をしています。
《POINT》
「がんだったら怖い」「症状がないから検査は不要」と思わず、精密検査を受けましょう。
早期発見で、体への負担が少ない治療を受けられる可能性が高くなります。
健康推進課職員
■がん検診の制度が一部変更
◇子宮頸がん検診[今年4月から]
変更前:視診・内診・子宮頸部細胞診
不正出血などの症状がある方に子宮体部細胞診
変更後:視診・内診・子宮頸部細胞診
不正出血などの症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。
◇乳がん検診[来年4月から]
変更前:視触診・マンモグラフィ検診
変更後:マンモグラフィ単独検診
2つの検診を受けていただく必要がありましたが、来年4月からはマンモグラフィ検診のみの受診になります。それまでに視触診を受けた方は、来年4月までにはマンモグラフィ検診も受診してください。
問合せ:健康推進課
【電話】222-9936
【FAX】228-7943
<この記事についてアンケートにご協力ください。>