■市の犯罪の発生状況
市の刑法犯認知件数は平成13年をピークに、令和3年まで減少傾向でしたが、この2年は増加に転じています。この背景として、自動車関連犯罪や「ひったくり」などの街頭犯罪の減少が影響している一方で、「還付金詐欺」をはじめとする特殊詐欺が増加しており、対策が求められています。
◆堺市における刑法犯認知件数の推移
◆特殊詐欺認知件数と対策
この7年で約1.8倍に増加しており、対策として特殊詐欺被害防止に効果的な自動通話録音装置の無償貸与※を始めます。
※今後、市ホームページなどでお知らせします。
◆自動車関連犯罪認知件数と対策
「自動車盗」や「車上ねらい」などの自動車関連犯罪は、7年前の半分以下に減少。防犯カメラや防犯灯の設置が犯罪抑止につながりました。
■対策事例
防犯カメラ・防犯灯の設置
◆市設置と地域設置の合計台数
市と地域の両輪で設置を進め、平成21年に比べると、防犯カメラは約9倍、防犯灯は約1.1倍の数を設置しました。
◎犯罪を寄せ付けないためには、皆さんの協力が必要です!
市民協働課職員
●防犯カメラ・防犯灯の設置の役割
・地域
日々の防犯活動などを通じて地域目線で安全対策上必要な箇所に設置
・市
犯罪や事故の発生状況や地域特性を踏まえ、警察と連携して場所の選定を行い設置
■《他にもこんな取組も!》地域の防犯力強化を担う「防犯ボランティア」
◇子どもの安全見まもり隊
出席番号順に1週間交代で、子どもの登校時に10~15分ほど自宅前などで周囲の見守りを行っています。子育て世帯の多様化で、定期的・固定的な活動が難しい昨今ですが、それぞれができる範囲で協力することが、「地域の子どもを地域で育てる」ことにつながると思います。
新湊小学校PTA 中垣内さん
◇青色防犯パトロール活動
小学校の始業式・終業式の登下校時や、秋の全国地域安全運動期間、年末夜警で青パトによる防犯パトロールを行っています。活動に参加することで、交通ルールや防犯への意識が日常的に高まりました。世代や性別にかかわらず、おのおのにできる防犯を意識してもらえればうれしいです。
湊西防犯協議会 会長 毛穴さん
◆《ひとりでも防犯》いつでもどこでも!「ながら防犯」のすすめ
日常生活を送りながら、特に登下校の時間帯などに防犯の視点で周囲を見ることで、子どもたちの安全と笑顔を守ることができます。
・移動しながら
通勤・通学やランニング、犬の散歩、買い物などをしながら地域を見守る
・家にいながら
花の水やりや玄関・庭掃除、窓から外を眺めながら地域を見守る
令和4年から中堺警察署と連携し、18時30分から20~30人の部員でランニングパトロール(ランパト)を行っています。陸上は個人競技ですが、ランパトを通して部員の結束が強まりました。また、一人でランニングする時も周囲を気にしたり、部のSNSで防犯活動を発信したりと、個人の意識も変わってきています。
◆《みんなで防犯》「一人で活動するのは心細い」「何をすればいいか分からない」という方は自治会の活動に参加しませんか?
◇地域のつながりで高まる安心感
自治会では子どもの見守り、防犯カメラ・防犯灯の設置、防犯イベントの開催など、地域の安全を守るさまざまな活動を行っています。これらの取組を通じて、自分たちが暮らすまちの安全・安心を高めることができる他、同じ地域で暮らす皆さんとつながることで、新たな生きがい・やりがいが生まれ、日常生活の充実を図ることができます。
※詳しくは広報紙P5のQRコードをご覧ください。
◇地域活動に興味がある方、自治会に加入したい方
地域の自治会長に直接申し込むか、市電子申請システムで申請してください。
●地域の自治会を調べるには
区役所自治推進課(【電話・FAX】区版1ページ)で確認できます
※詳しくは広報紙P5のQRコードをご覧ください。
問合せ:市民協働課
【電話】228-7405
【FAX】228-0371
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