北区部 地域で活躍する人たち

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毎月第2・4週の月・金曜日10～16時に大泉いこい荘(北区新金岡町4-4)で、高齢の方が気軽に立ち寄れる「ちょこっと寄り合い所」を運営する大泉校区の北村民生委員長と三好民生委員にお話を伺いました。

◇高齢者に必要なのは「きょういく」と「きょうよう」
ちょこっと寄り合い所は、高齢の方が相談や情報入手できる地域の場(ボランティアビューロー)だけでなく、気軽に地域に関わってほしいとの思いから、健康的に手や頭を動かすマージャンやミシンの手作り活動のほか、お昼ご飯(1人300円)の提供などをとおして和やかな雰囲気のもと楽しく過ごす場となっています。いつまでも元気に過ごすには「きょういく」と「きょうよう」=「今日行くところ」「今日用事」があることが大切で、自宅から会場まで運動したりちょっとオシャレをしたりするお出かけのきっかけやお話する機会を作れたら嬉しいです。

◇地域の拠点「何かあればいこい荘」を合言葉に!
奉仕という感覚でなく、居心地良く過ごせる場とするために地域ニーズをくみ取りすべきことを考えています。気軽に立ち寄ってもらうことから始まり、気になることがあった時には、すぐに聞き取りできる場となることで、地域の皆さんに頼りにしてもらえる拠点をめざしています。
第4月曜日10～12時に介護保険制度など高齢者に関する専門相談を行うほか、日頃からお困りの方に耳を傾け社会福祉協議会や地域包括支援センターなどにつなぎます。お困りごとが解決され「おかげさまで」と言ってもらえれば何よりです。

◇相談してもらうには関心を伝えることから
高齢の方が地域で暮らす中で最も辛いのは「無関心」です。コロナが流行して集まれなかった時でも、電話や関係資料をポスティングするだけで、一人で不安にしていた方は喜んでくれました。気に掛ける気持ちを、声かけや挨拶にして伝えています。辛いことや苦しいことは他人に言いにくいものです。普段の何気ないやり取りで築いていく信頼関係こそが相談の基礎になり、人の生きがいにつながると考えています。

◇いつまでも安心して暮らせる北区に
気持ちがめいっていた方の顔が晴れやかになった、お困りごとを自分ができることで補えたなど、活動の中で喜びを感じることがたくさんあり、それだけで私たちは活動を頑張れます。北区の他校区からお越しいただく方も歓迎ですので、皆さんが気軽にふらっと寄れる楽しい場所になれたらと思います。そして、このような場が地域にたくさんあり、いつまでも安心して暮らせる北区になれると良いなと思います。

《校区ボランティアビューローって?》
校区福祉委員会が開設する地域に暮らす皆さんが気軽に立ち寄れる場所です。詳しくは堺市社会福祉協議会HP(本紙QRコード)か同協議会北区事務所(【電話】258-4700　【FAX】258-4770)へ