今年4月に就任された堺市立病院機構(堺市立総合医療センター)の木村理事長は西区出身。
現在、生まれ育ったまちでお仕事をされています。
〈プロフィール〉
堺市立病院機構 理事長 木村正さん
昭和35年生まれ。産婦人科医。
津久野幼稚園から向丘小学校、上野芝中学校、三国丘高等学校を経て大阪大学医学部医学科を卒業。大学まで西区の自宅から通っていた。
▽当時の思い出
私の幼少期には人口が急増し、中学校では生徒数が3,000人を超えていました。かつて遊んだ公園やため池が今もそのまま残っていて、通勤時に少し遠回りをして思い出しながら歩いています。
▽医師になろうと思ったきっかけ
子どもの頃から研究に興味があり、工学か医学で迷いました。人体の方が複雑で奥が深いと思い、医学部へ入学しました。患者さんが良くなっていく姿に感動し臨床をやろう、さらに出産の幸せさに感激し、それを守る産婦人科医療に携わりたいと思いました。
▽大学時代の思い出深いエピソード
オックスフォード大学病院の産婦人科を見て日本との違いに驚愕し、産婦人科の医療体制を考えるように。教授になってからは大阪の分娩体制が良くなるよう働きかけてきました。
▽産婦人科医として
若い女性の月経過多が貧血の原因になることをあまり知られていません。また、月経がないと卵巣の老化が心配されます。忙しくても自分の体を大切にし、気になることをそのままにしないでほしいと思います。
▽地域と連携した取組への抱負
全国同様、西区でも高齢化が進んでいます。本来、長生きできることはめでたいこと。よりめでたくするには、ロコモ・フレイルなど加齢による筋肉の衰えを予防し、生活習慣病を早い段階から予防・治療することが大切です。西保健センターと連携した転倒予防トレーニング教室など、西区の皆さんとフレイル予防の取組をさらに展開して参りたいと思います。
問合せ:西区役所総務課
【電話】275-1901
【FAX】275-1915
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