文字サイズ
自治体の皆さまへ

人権のひろばVol.279

38/44

大阪府大東市

■みんなでつくるやさしい街~心のバリアフリー~
皆さんは、バリアフリーについて、どのようなイメージをお持ちでしょうか。バリアフリーという言葉に触れる機会が多くなり、ハード面のバリアフリーは、徐々に認知されるようになりましたが、「心のバリアフリー」はご存じでしょうか。
バリアフリーという言葉は、もともと建築用語として、道路や建物の入り口の段差など物理的なバリアー(障壁)の除去という意味で使われてきました。現在は、障害のある人や高齢者だけでなく、あらゆる人の社会参加を困難にしている全ての分野でのバリアーの除去という意味で用いられています。市では、「大東市バリアフリー基本構想」を策定し、道路の段差解消や点字ブロックの設置など、設備・施設に関するハード面の充実だけでなく、「バリアフリー教室」の実施など、ソフト面でも取り組んでいます。
社会全体でバリアフリーを実現するためには、一人ひとりが「心のバリアフリー」の理解を深めることが必要です。「心のバリアフリー」とは、さまざまな心身の特性や考え方を持つすべての人々が、相互に理解を深めようとコミュニケーションをとり、支え合うことです。
「心のバリアフリー」を実践するためには、次の3つが大切です。
(1)社会的障壁を取り除くのは、社会の責務であることへの理解
(2)障害のある人へ差別を行わないこと
(3)多様な他者とコミュニケーションをとることができ、共感できる力
障害の有無にかかわらず、高齢者になっても、どんな立場でも、安心して自由に生活をするために、建物や交通機関などのバリアフリーだけでなく、一人ひとりが多様な人を思いやる「心のバリアフリー」を実践しましょう。

「人権のひろば」に対するご意見、ご感想は秘書広報課または、人権室までお寄せください。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU