文字サイズ
自治体の皆さまへ

ほっとタイムエッセーVol.109

36/43

大阪府大東市

■子育てするパパやママを応援したい!~親も子もワクワク楽しめる場所づくり~
おやこcafe・イベントスペースGURUNPA店主 芳賀恵子さん
「子育てするなら、大都市よりも大東市。」のブランドメッセージに共感し、市内で「親子カフェ」を開業した芳賀さん。大東市で珍しい「親子カフェ」を紹介します。
▽「あったらなあ」を実現
芳賀さんは、自身の子育て時代に、自分の時間や、悩みを共有できる場所が少なく、悩んだ時期がある。そこから「あの時こんな場所があったらなあ」という思いを形にするべく親子カフェの開業を決意した。錦町に2階建ての古民家物件を見つけると、自ら解体からリフォームまで行い、その様子をインスタグラムで公開。芳賀さんの思いや熱心な姿にフォロワーや応援してくれる人が増えた。

▽子育て目線のこだわり
店内のフローリングはムク材を使用し、低反発マットの上では子どもが自由におもちゃで遊べ、眠たくなったら布団も借りられる。芳賀さんは、パパやママがほっとできるには、まず子どもたちが安全で快適に過ごしてくれることが大前提だと知っている。
授乳室、おむつ交換台、授乳中でもうれしいカフェインレスコーヒー。パパやママの「あったらいいな」がそろっているのは、芳賀さんの「子育てするパパやママを応援したい!」思いによる。
それを象徴するのが6月に行われた親子バスツアーだ。参加者43人と滋賀県(ブルーメの丘など)へ出掛けた。このツアーはツアーコンダクターであるカフェ利用者の持ち込み企画に、芳賀さんが「やってみよう!」と二つ返事で応え実現したものだ。子どもにいろいろな体験をさせたいけれど、公共交通機関で遠出するのは至難の業。しかし貸し切りバスなら途中で子どもがぐずったり、泣いたりしても「お互いさま」の精神で許しあえるし、遠慮もいらないと考えた。
さらに芳賀さんは、近隣の店舗や住人たちと縁日を開いて地域の活性化にも貢献している。人を包み込む笑顔と、柔らかな発想と、頼れる行動力に自然と人が集まる。

▽ぐるんぱのようちえんから命名
カフェの名称「GURUNPA」は絵本「ぐるんぱのようちえん」から名付けられた。寂(さび)しがり屋の象の「ぐるんぱ」が、失敗を繰り返しながら、最後はたくさんの子どもたちに囲まれて幸せになるストーリーを思い出し、自身と重なった。保育士として働いてきたことも、子育てに悩んだことも、飲食の仕事に携わった経験も今に生きていると話す芳賀さんの目はとても澄んでいて、次の展望が見えているようだ。

◆いきいきと輝いている人をご紹介ください。
自薦、他薦は問いません。文化活動やスポーツ、地域活動などで輝いている人のご応募をお待ちしています。テーマは自由(政治・宗教・営利を内容とするものを除く)で、千字程度。写真を添えて【宛先】〒574-8555 秘書広報課へ持参か郵送。多数の場合、選考します。原稿は一部文章を修正、削除することもあります。原則、1人1度限りの掲載になります。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU