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【特集】学校を知ろう!「給食」と「部活」(1)

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大阪府大東市

大東市は「子育てするなら、大都市よりも大東市。」のブランドメッセージを掲げ、教育環境の充実に取り組んでいます。今回は、健やかな成長に欠かせない「学校給食」と、子どもたちの体験機会を充実させる「部活動の地域移行」について紹介します。

■「食育」の生きた教材としての「給食」
大東市は給食を通して、健康な生活を送るために特に重要な食生活について学ぶ「食育」を大切にしています。
▼給食を通した食育のねらい
▽健康的な食生活
・健康の増進
・身体の成長
・食に関する知識の習得など

▽会食の経験
・心の触れ合い
・感謝の心を知る
・食事のマナーを学ぶなど

▼食育例その1 地産地消
地元で育てられた農産物を、地元で食べる取り組みのことを「地産地消」と言います。地産地消は、「新鮮な食材」を「おいしく」味わう機会となります。生産状況などがわかるので安心して食べられる他、輸送のエネルギーを削減でき環境保護にもつながります。
▽フレッシュトマトのミネストローネ
大東市産のトマトを使ったメニュー「フレッシュトマトのミネストローネ」が6月の給食に登場しました。橋本ファミリーファーム(北条)では、化学肥料を使わず、最小限の農薬で、トマトを大切に育てています。

▼食育例その2 レシピ募集~作る側の視点から学ぶ~
昨年10月、市内の中学生を対象に「みんなのイチオシレシピ」を募集したところ、261点の応募がありました。
献立に生徒の発想や嗜好(しこう)を取り入れることで学校給食への理解・関心や愛着を深めることがねらいです。分量、アレルギー対策など実際に給食として提供できるかという厳しい審査の結果、「唐揚げゆず胡椒」や「ピーマンとじゃがいものカレー風きんぴら」などオリジナリティーあふれる16個のレシピが採用されることになりました。
▽教育長賞受賞「唐揚げゆず胡椒」
受賞者の声
「柑橘系が好きなので、このメニューを考えました。唐揚げだけでもおいしいのに、ねぎゆず胡椒のソースをかけたら、もっとおいしくなると思います。教育長賞に選ばれて、びっくりしましたが、とてもうれしいです。」

試作から検討会議、決定までの選考の裏側を収めた動画は、本紙掲載の二次元コードからご覧ください

■給食ができるまで~愛情たっぷり給食が作られる裏側~
給食は、たくさんの人が関わり、手間ひまかけてできあがります
▼給食の裏側その1 献立会議
栄養バランス、アレルギー、食材の産地、作業効率、費用などを考慮し献立を考えています。
▽中学校給食はランチボックス方式
工場で調理されたおかずは、一度冷却されたあと一人分ずつ盛り付けられて学校に届き、各校の配膳室で温められます。ごはんは温かい状態で学校に届きます。

▼給食の裏側その2 調理
▽小学校給食の調理現場を見学しました
給食の時間に間に合うように、調理は児童の登校前から始まります。この日の献立は栄養満点「たまごトック」です。

▼食育例その3 季節や行事にあわせた特別メニューが登場!
▽12月のクリスマスメニュー
・ポタージュスープ、こめこささみカツ、コッペパン、牛乳、豆乳プリンタルト
星形のにんじんが各学級に三つ入っているんだって!入っていたら良いことありそう♪
・栄養士さんからのメッセージ付き!
栄養士さんからは「みんながたくさん食べてくれたから、残菜が減ったよ!」というメッセージが!

▽1月の正月メニュー
・赤飯、雑煮、田作り、牛乳、ゼリー
雑煮は、平安時代に神様に供えたあとの餅や大根で作ったものが始まりで、お供えしたものを食べると体が丈夫になると考えられていたんだよ

今後も給食の提供だけでなく、朝食の欠食や給食の残菜、偏食など、さまざまな食育課題に対し子どもたちの実態に応じた授業実践を進めていきます。また給食だよりなど、家庭への情報発信を通して学校と家庭が連携しながら、さらなる食育の充実をめざします。

問合せ:学校管理課
【電話】870・9102

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