~あの時をふりかえり日ごろの備えにつなげましょう~
●令和6年1月1日の能登半島地震の発生、また8月8日には南海トラフ巨大地震の震源域でマグニチュード7.1の大きな地震が発生するなど、巨大地震発生が切迫してきている今、あらためて阪神淡路大震災をふりかえり、あの時の教訓をしっかり災害への備えに活かしましょう。
●古い木造家屋など耐震性の弱い建物の倒壊により多くの方が亡くなりました
●家屋の倒壊などが少なかったマンションでも、大きな家具の転倒により大けがや命をなくす被害が発生しました。
阪神淡路大震災の死者:6,432人(関連死含む)
■地震火災を防ぎましょう
地震による断水などで消火活動が十分にできなかったこともあって、小さな火災が街中を焼き尽くす市街地火災に発展しました。
▽なので!
・火が出たら直ぐに初期消火
・避難などで家を留守にする時はブレーカーを切りましょう。
■あの時の教訓(1)
▽けがをするリスクに備えましょう
大きな地震でケガをする人が多くなることが想定されます。
大けがをしても救急車が直ぐに来てくれるとは限りません。
▽なので!
・ポール・差し込みストッパー
・ガラスの飛散防止
・家具の転倒防止
「しっかりけがをしない対策をしておきましょう」
■あの時の教訓(2)
▽断水、停電、ガス停止、店舗の営業中止に備えましょう
・発災後しばらくは、物資の配給や給水に人が押し寄せ、いつも長い行列ができました。また、配給や給水を受けられないこともありました。
・清算に電子機器を使用しているコンビニやスーパーでは一時的に営業を中止することも想定されます。
●被害が広範囲にわたる南海トラフ巨大地震では、自衛隊などからの十分な救援は望めません。
▽なので!
・1週間生活できる備蓄を
■家族構成などの入力で備蓄の目安をリストで確認できるアプリがあります。
「大阪防災アプリ」
簡単な入力で備蓄品をリストで確認できるほか、気象や避難の情報、避難所(防災マップ)の確認など、行政からの公式の情報を得ることができます。
■あの時の教訓(3)
▽非常時に助け合える日ごろからの関係づくり
崩れた家屋から助け出された人の28.1%は友人や隣人に助けられました。また大勢の人で混乱する避難所の運営には、非常時に協力し合える日ごろからの顔と顔の見える関係が必要です。
(社)日本火災学会:「兵庫県南部地震における火災に関する調査報告書」より
◆災害ボランティア活動
阪神淡路大震災では避難所での炊き出しなど、多くのボランティアによる支援活動が行われました
◆地域防災リーダー
大規模災害時に地域で救助活動などが行われるように、阪神淡路大震災後、大阪市では地域防災リーダーを組織化しました。各地域防災リーダーはボランティアで地域防災のために訓練等に取り組んでいます。
◆中央区役所では防災出前講座を実施しています
日ごろからの災害への備えについて、スライドでわかりやすい防災講座を実施しています。お申し込みは中央区役所ホームページをご覧ください。
■1月15日から21日は防災とボランティア週間です
中央区役所では1月15日から21日まで「防災とボランティア週間にあわせて区役所1階正面玄関ロビーで防災パネル展を開催します。
問合せ:市民協働課(防災担当)5階51番
【電話】06-6267-9843【FAX】06-6264-8283
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