住吉区に日本最古の”私鉄”が走っていることを知っていますか?
なんば駅を起点に和歌山、高野山方面につながる現在の南海電鉄は1885年(明治18年)に難波~大和川北岸(7.6km)を小型蒸気機関車で開通したことに始まります。
1884年(明治17年)大阪の財界人が発起人となり、大阪と堺を結ぶ鉄道路線を整備するため、純民間資本の大阪堺間鉄道(のちに阪堺鉄道と改称)を設立しました。その後、高野鉄道などとの合併を繰り返し1947年(昭和22年)南海電気鉄道が誕生しました。ちなみに現在のJR阪和線も南海山手線の時代がありました。
住吉区に鉄道が開通してから約140年、南海線をはじめ6つの路線が大阪中心部から住吉区を経由して堺方面、関西国際空港とも直結しています。
また、2031年には新線・なにわ筋線が開業予定で新大阪への直通ルートが一つ増え、住吉区はますます便利になります。
執筆:NPO法人すみよし歴史案内人の会 種坂 修一(たねさか しゅういち)
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