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水都彩る天神祭 4年ぶり完全復活

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大阪府大阪市北区 クリエイティブ・コモンズ

◆7月24日(月)宵宮 25日(火)本宮
学問の神様、菅原道真公をおまつりする大阪天満宮の天神祭宵宮が7月24日(月)、本宮が25日(火)に催されます。新型コロナウイルス感染拡大防止のために中止されていた船渡御(ふなとぎょ)と奉納花火が4年ぶりに復活。かがり火や花火が大川の水面に映り、にぎやかに船が行き交う水都大阪の夏が戻ってきます。
天神祭は951年、社殿前の浜から神鉾(かみほこ)を川に流し、行き着いたところに御旅所(おたびしょ)をつくり、みそぎを行った神事が起源とされています。2020年と21年は、鉾流(ほこながし)などの神事を中心に開催、22年は陸渡御(りくとぎょ)が規模を縮小して再開されました。

◆船渡御も花火も
道真公の御神体を乗せる御鳳輦講(ごほうれんこう)講元の後藤孝一さんは「去年は陸渡御だけでも、と、やりましたけど、見る人も少なくて盛り上がりませんでした。やはり船渡御があって花火が上がって、わぁっとならんとね」と話します。4年ぶりの船渡御に向けて資料を引っ張り出しながら準備を進める忙しい日々。「だいぶ間が空きましたから、ちゃんとできるか不安もあります」。その言葉とは裏腹に、うれしそうです。
天神祭を支えているのが、御鳳輦講に代表される「講」と呼ばれるグループです。講には、例えば菅南8町会でつくる「鳳講(おおとりこう)」のような地域の氏子組織と、米穀商の「御錦蓋講(ごきんがいこう)」のような同業者組織があり、それぞれ趣向を凝らして渡御に臨みます。
船渡御では、御神霊(ごしんれい)を乗せた船、神様のお供をする船、お迎えする船など約100隻が大川を進みます。船がすれ違うたびに「打ちまーしょ」と「大阪締め」が交わされ、陸から見る人も声や打ち手で参加します。日が暮れると花火が上がり、なにわの「火と水の祭典」は最高潮を迎えます。
祭りの開幕を告げる鉾流神事やフィナーレの宮入なども見応えがあります。空いた時間には境内や屋台をのぞき、久しぶりに完全復活する天神祭を「わがまちの祭り」として楽しみませんか。

◆主な行事予定
【7月24日宵宮】
7時45分…宵宮祭(本殿)
8時50分…鉾流神事(鉾流橋北詰)
16時…催太鼓・獅子舞氏地巡行

【7月25日本宮】
13時30分…本宮祭(本殿)
15時30分…陸渡御列出発(天満宮)
18時…船渡御列出船(天神橋北詰)
19時…船上祭(天満橋上流)
19時30分~20時50分…奉納花火
20時50分~22時…宮入(天満宮)
22時…還御祭(本殿)

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