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みんなの未来 見えたかな 夢キタ万博2023

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大阪府大阪市北区 クリエイティブ・コモンズ

◆中高生が様々な職業体験
中学生や高校生が将来の職業をイメージし、それぞれの夢に向かって歩む手掛かりになれば――。「夢キタ万博2023」が昨年11月、梅田スカイビルを主会場に開かれました。職業体験や講演会、スポーツ教室、防災体験など多彩なイベントに、中高生や家族連れ約1万人が参加。大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」も登場し、各会場を盛り上げました。
教育、福祉、防災など幅広い分野で北区が進めてきた官民連携を、子どもたちの夢づくりに活かそうと企画された夢キタ万博。10階ホールで開かれた職業体験「KITAKU WORK WORK EXPO 2023」には、北区と連携する27の企業や団体、専門学校などが35のパビリオンを出展しました。狭い空間を点検するドローンや介護支援のロボットなどの先端技術、絵付け、木工、花火といった職人の技など、様々な体験が中高生を迎えました。
大淀中学校の1年生は授業の一環として参加しました。秋山結翔(ゆいと)さんは、建築関係のパビリオンを訪問。「完成した建物を見て感動してもらえるのがうれしい」という出展者の話に、「やりがいあるんやな」と感じたそうです。釘を使わない木造建築を紹介するコーナーでは、複雑な凹凸を合わせる柱の組立てに挑戦しました。藤森萌楓(もか)さんはネイリストを体験。「初めてだったけど、友だちと相談しながら色やパールを選んで作る楽しさが分かりました。ちょっと、将来やってみてもいいかな、と思いました」
専門学校生の指導を受けてイベントを作り上げる体験も。SDGsをテーマにしたファッションショーでは、区内の中学校4校の生徒が自ら選んだ古着をリメイクして衣装を制作、モデルも務めました。大淀中学校の先生と市岡中学校(港区)の先生との「人前結婚式」も催され、生徒たちが受付や進行を担い、2人の門出を見届けました。

◆学校ではできないキャリア教育を提供したい
北区長 前田昌則
初めて取り組んだ夢キタ万博。参加した生徒の保護者から「良かったそうですね」と声を掛けられます。家庭で話題にしてくれたんですね。先生もたくさん来場され、学校の枠の中ではできないレベルの高い体験が、生徒の励みになったと感じられたようです。企業の皆さんには「子どもたちの未来設計を手伝ってほしい」とお願いし、それぞれ工夫を凝らした体験を用意していただきました。
日本代表を経験した指導者らによるスポーツ教室は、高度な技だけでなく、トレーニングの目的や効果を理論的に説明できる「プロ」のすごさを体験する場となったようです。プロとしての大人の姿を見せることが、子どもにとって一番の夢づくりです。
協力いただいた企業の皆さんのつながりも生まれました。子どもたちの夢づくりと官民連携を強める取組として、来年度以降も発展させながら続けていきたいと考えています。

SDGsアイコン:4 質の高い教育をみんなに

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