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「地域の視点」からのまちづくりを

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大阪府大阪市北区 クリエイティブ・コモンズ

■寺本譲・新区長が4月1日就任
4月1日、北区長が交代します。前田昌則区長からバトンを引き継ぐのは、寺本譲(てらもと・ゆずる)新区長。大阪市で長年、主に都市計画に携わり、3月まで計画調整局長。大阪の成長につながるまちづくりに取り組んできました。「区長として、地域の視点からのまちづくりを」と抱負を語ります。

◆地域の課題を小さいうちに解決できれば
Q:区長に応募した理由を教えてください。
A:長年、主にハード面での「まちづくり」に携わる中で、地域で起こる問題や課題は、早いうちに関係者や当事者同士で話し合って折り合いを付けることができれば、もう少し上手く解決できるのではないか、と思っていました。
ドラマではありませんが、問題は現場で起こります。地域の皆さんの声を、早い段階で適切な部署や人につなぐことで、問題が小さいうちに解決できればという思いで、区長に応募しました。

Q:地域の視点をまちづくりに活かす、ということですね?
A:計画調整局での仕事は名前のとおり、関係各所との調整がほとんどでした。調整ってよくわからん、何してるんやと言われることもありましたが、まちづくりには俯瞰的な視点と地域の視点の両方が必要です。双方の意見を聞き、議論をして擦り合わせ、お互いに納得できる点を探る、調整=コーディネートなしでは物事は進みません。今まで以上に地域のニーズを早い段階で取り入れ、よりよいまちづくりを行いたいと考えています。

◆北区の更なる発展に尽くしたい
Q:北区長として取り組みたいことは何ですか?
A:北区は大阪を代表する区です。大阪を、日本を引っ張っていけるよう、発展に尽くしたいですね。今年9月には、うめきた2期地区開発プロジェクト「うめきた公園」などが先行オープンします。ターミナル駅に直結する都市型公園としては世界最大級の規模となります。
その一方、北区ならではの課題も。昼間に地震などの大災害が起きた場合、在勤・在学者などの昼間人口が多いため、被災者が居住人口(約14万5千人)の2.7倍になる可能性が指摘されています。新地や東通り商店街など夜間の人出が多い地区もありますし、インバウンドも多い。北区におられる皆さんに、安全かつ適切に避難してもらうにはどうすればいいか、待ったなしの課題です。
その他、教育や福祉など前田区長が力を入れてきた課題についても、区民の皆さんから投げられたボールをしっかりと受け止め、これまでの「調整役」の経験を存分に活かし、解決に導く役目を果たせれば、と思っています。

■寺本譲 新区長プロフィール
◇まちづくり一筋
平成3年大阪市入庁後、都市計画や交通政策、地域開発を歴任。梅田のグランフロント大阪などの拠点開発や広域的な鉄道・高速道路など、一貫して大阪のまちづくりに携わる。

◇家族
大阪府豊中市生まれ。家族は妻、長男、長女と金魚1匹。「子どもが縁日ですくってきた金魚が8年目を迎え、20cmほどの大きさになっています」。災害対応のため、58歳にして初の単身赴任(北区)を経験することに。

◇乗り鉄と卵
趣味は鉄道の旅。訪れたまちの散策、最近は酒蔵巡りにはまっている。憧れは六角精児さん。卵があれば生きていけるくらい好きで、中でも目玉焼きが大好物。

◇北区について
北摂で生まれ育ち、移転・高架化前の阪急梅田駅も覚えているので阪急梅田周辺は思い入れも強い。「若い頃、東通り商店街によく行きました。好きなところは沢山あるんですけど、最近は中崎町界隈かな」

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